戦略を組み立てるには一歩引いて考えなければならない。
戦略を組み立てるには一歩引いて考えなければならない。
そして兵站の確保は最重要で、兵站を確保するための作戦、いわゆる補給作戦も考えなくてはならない。
補給作戦まで考えている経営者は滅多に居ないが、それがないから部下が育たない。
闇雲に人材を募集しても、望んだ組織は作れない。
例えばAppleの2001年~2010年までの戦略をざっくり図にするとこんな感じ https://gyazo.com/d3170ee6dd5612b6c87890bc80fd48ec
2001年5月にバージニア州マクリーンに一号店がオープンした。
iPodすら発表されていないこのタイミングに直営店のオープンというのは誰もがクビを傾げた。 しかし、このわずか4ヶ月後、iPodが発表される。実際に発売されたのは11月。
今は全世界に300店舗もある。
アメリカの小売店は薄暗い照明が多かったが、例外的にターゲットとGAPは明るい照明で、確かにAppleStoreもGAPやターゲットに近いものを感じる。
iPod発売前でも、Macの売上げを向上させ、早くも利益に貢献した。 これはなぜかというと、製品の売上げは店舗面積に比例するという流通業界の法則があるからだ。
(もちろん誰も欲しがらないようなものは当然だめだが)
マクリーン市に至っては5万人しかいない。
田舎で始めることで、致命的な失敗を回避することができる。
これはいわば店舗のクローズドベータテストだ。
同時にカリフォルニア州グレンデールでもオープンする。
グレンデール市も人口20万人の小さな都市だ。
とはいえロサンゼルス郡の北部にあり、人口1500万人のロスアンゼルス市もすぐ近くにある。
少し熱心なアップルマニアがロスに住んでいたら、足しげく通うだろう距離だ。