ComfyUI-WanVideoWrapper
kijai氏によるComfyUIでのWan2.1のWrapperノード、BlockSwapに対応しておりDRAMさえあれば比較的低VRAMでも動かせる。 何より新モデルへの対応が非常に早く現時点(2025/06/02)でNative未対応なUni3C等に対応、VACEなどNative対応のあるモデルでも(既存のT2Vモデルでは統合されている)追加Layer部分のweightを独立させているので他のモデルと自由に組み合わせれるなどネイティブより自由度が高い面もある。 少し説明するとVACEはT2Vに対して追加のLayerを付け加えて機能追加している…ので理屈上はその追加Layerだけ切り出せば既存のT2Vと別に保存して容量節約したり派生モデルと組み合わせたりできる(実際の相性はひとまず無視する)。
基本的にWorkflowで使うノードはNativeと互換性がない…が、単純なImageとMASKに変換する「WanVideo VACE Start To End Frame」ノードはNativeに持ち込んでも使用できる。
また、flowmatch_clausvidスケジューラーなどこのノードにしか実装されていないサンプラー・スケジューラーもある。
上記Hugging Faceリポジトリのモデルのネイティブノードとの互換性は結構まちまち。VACEやテキストエンコーダーは互換性がない一方で、VAEやモデル本体などはNativeと共用できる。 共用できるものは基本的には相互互換なのでNative用のモデルなどもこちらで使える。
欠点としてはgguf未対応な事、及びNativeノードとは直接互換がないこと。 かわりにBlockswapで低VRAMに対応しているので、VRAM不足でも精度の低下がない代わりにDRAM(普通のメモリ)をたくさん使う。
ただ、TorchCompileを初めとした先進的な高速化はむしろこちらから先に組み込まれる傾向にあるため高速化手法については困る事は少ない。
AccVideo LoraやCausVid Loraなどはここから落としてきて使うことになるのでNativeノードメインで使っててもHuggingFace.iconリポジトリにはお世話になる可能性が高い