04 OpticDesigner:多様な光学レンズ効果をカスタマイズ可能な3Dプリントレンズフィルターデザインシステム 吉本 健義(明治大学),大友 千宙(明治大学),宮下 芳明(明治大学)
https://www.wiss.org/WISS2025/assets/representatives/04.jpg
概要
写真家や映像制作者をはじめとする多くの撮影者は,それぞれ理想の表現を持っている.こうした表現を実現する手段は,カメラ内効果による撮影前処理とソフトウェア編集による撮影後処理に大別される.しかし,後処理では完全な再現が困難な効果もあり,多くの場合は前処理に依存する.だが,カメラ内の光学レンズ効果を構成するレンズやフィルターは個人ユーザが独自に調整することが難しい.本稿では,ユーザが自身の求める効果に応じて形状をカスタマイズできるレンズフィルターデザインシステムOpticDesignerを提案し,複数の光学レンズ効果の統合や強度,適用範囲の制御を可能にした.作製には光造形方式3Dプリンタを使用し,スピンコーティング法による後処理を加えることで,撮影用レンズフィルターとして利用可能な水準の透明度を実現した.さらに,写真・映像制作経験者を対象としたワークショップを実施し,ユーザの意図に応じてデザインされた光学レンズ効果の有効性とデザインの多様性を示した.
2日目にデモ発表を行います!
https://scrapbox.io/files/692fa350d7337ced5dd3a659.png
参加者メモ・コメント
引用符のレイアウト、スライド下の方が認知負荷低そう? narumi.icon
変わったレイアウトですみませんm(_ _)m宮下芳明.icon
人間は自由なので!(?)narumi.icon
P16 なんかこのユーザにお仕事依頼したことある気がするな...🤔 narumi.icon
さすがです(!?)吉本健義.icon
コンピューテショナルフォトグラフィー(ソフトウェアでフィルターを掛けること)との比較が知りたいakiyamayoh.icon
動画ソフトや画像編集でエフェクトをかける方法ではなく、あえてレンズでこのようなことをする意味はどこにあるのだろうか?→そもそもソフトでは難しいのだろうか?
特に動画だとすべての光源に対して撮影者が求めるような効果を付与し続ける、みたいなことは難しいので、今回の手法に一定の理があると考えています!(明治大 大友)
ネタ:複数のレンズをモーターで重ね合わせたり回転させることで、コンテンツに時間同期させて変化する効果を加える
これでAE, Prでは容易にできないような映像表現をしたい越後宏紀.icon
できるフィルターワークbaku89.icon
ぼかす
色収差を与える
像を多重化する
クロスフィルター、Light streak(J.J. エイブラムス光)
Radial blurっぽいなにか
逆にスピンコートせずに積層痕を残したらどういう面白いアーティファクトが現れるのか観てみたいですbaku89.icon
スピンコート前のものをデモで展示予定なので実際にご確認いただければ幸いです!(明治大 大友)
光通信デバイスなどにも活用できる可能性があるでしょうか?
今回の方法だと透明度に限度があるので、レンズフィルターとして活用するのがギリギリといった感じです。ご興味があれば2日目のデモで実機の展示があるのでご覧いただければと思います!(明治大 大友)
ある程度映像撮影をしている人を対象としてると思うので,初学者には扱いが難しい??Yoshito Usui.icon
ソフトウェアの扱いです
形状を作ること自体は一切映像撮影をしている人でなくても可能ですが、求めている効果とフィルターの形状がなんとなく頭で結びついていないととんでもなく時間がかかる、という感じになっています!(明治大 大友)
なるほど!ぜひ使ってみたいなと思っていたので!ご回答ありがとうございます!Yoshito Usui.icon
ありがとうございます!デモ会場でお待ちしています!(明治大 大友)
ソフトウェアでの編集より効果的と評価するのがむずかしそうmaki.icon
レンズフィルターを作る、ということ自体は楽しそうmaki.icon
表現を探索することができるというのは確かに!maki.icon
え?スピンコートだけ?事後研磨なし?ソノヤマタカスケ.icon
スピンコートだけで一切の研磨処理はしていません!(明治大 大友)
うひゃあ!それは素晴らしいです!ソノヤマタカスケ.icon
デモの時,個人の一眼レフでも使えるのかな?
レンズの形状が合えば個人の1眼でもお使いいただけます!(明治大 大友)
絶対デモしに行きます!!
ありがとうございます!お待ちしています!!(明治大 大友)
多機能レンズはおもしろです!
屈折率の異なる複数の素材を組み合わせることはできますか?(二段階に分けてプリントすれば可能?)
プロが横顔でわかるガチプロで笑うwww越後宏紀.icon
キラキラすごい(カメラ素人)
実際の現場でも、ワセリンを前玉(の前の保護フィルター)に塗ったりすることで即席フィルターワークをすることもあります!baku89.icon +1Chinatsu Ozawa.icon
「一発勝負の現場には適さない」好き越後宏紀.icon
なんならむしろランダム設定にしてやりたいって言おうと思ったら最後に仰ってた越後宏紀.icon
ある程度型成形でもできそうだから現場で15分くらいレジンいれたらすぐ使えそうChinatsu Ozawa.icon
WISSにはカメラ好き多くていいですね越後宏紀.icon
中空にして中に液体を入れるとか、水と油を入れるとか、色付きのとか粒子入りとか、スノードームみたいにして振ってから撮影とか液晶とか…matoba.icon
サットンレンズ組み合わせたら楽しそうですね!!!Chinatsu Ozawa.icon
質疑
n個の効果を重ね合わせたフィルターを作りたい場合、現状はフィルターをn枚重ねる方法になる?それとも1枚に統合できる? narumi.icon
一枚に統合することもできるのですが,n枚を統合したときと重ねたときとで,横から入る光によって視覚効果としての見え方が変化してしまうかと思います.吉本健義.icon
スピンコートでは何で表面をコーティングしているのでしょうか?
おそらく印刷に用いるものと全く同じレジン? narumi.icon
フィルター本体はSK本舗の新高透明レジン、スピンコートにはSK本舗のKirariというコーティングレジンを使用しています!(明治大 大友)
これこそLLMでふわっとした要求をシステムに伝えられるといいかもですね narumi.icon
おっしゃる通りだと考えています.現在はユーザの中にある表現を探索しながら設計していくというUIになっているのですが,実現したい表現を直接入力することでその効果を出力するようなものをFuture workとして作れたらと考えています.吉本健義.icon
次はStratasysのフルカラープリンタ(J55とか)を使って色フィルタも同時に実現する研究ができるかも? narumi.icon
興味深いアイデア,ありがとうございます!Stratasysを扱えるタイミングが来たらぜひ挑戦したいです吉本健義.icon