産休育休中のリスキリング炎上
9ヶ月も育休を取得した身としてなにか当事者的なことを言いたい気持ちがある ニュース
全文
大家敏志議員
子育てのための産休・育休を取りにくい理由の一つが、一定期間仕事を休むことで昇進・昇給で同期から遅れを取ることだと言われてきました。 岸田総理
育児中など様々な状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押しして参ります。
これに関する意見
育児をしながら大学院に進学して学位を取得した人の記事
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@ina_ani: 自分は9ヶ月育休したけど何かにガッツリ取り組む時間はなかった。 でも人を育てる経験、夫婦で協力する経験、もしもに備える経験自体が十分なリスキリングだったと思う。
育休を終えた今は、日々成長する娘にどう対応するか、昨日と今日では状況が変わるという経験でまた学びがあります。
大家敏志議員の質問はそこまで効果的な施策に思えない(多くの産休・育休取得者にそこまでの暇やモチベーションがない)が、岸田総理の返答はまともに見える と言いつつ、この質疑が自民党内での内容チェックを通った事自体には批判の余地があるので、そういう意味で岸田総理が批判されているならわかる
首相の答弁って官僚が作ってる気がするけど党としてのチェックってあるのかな基素.icon
以下の私の解説と経験談は、私が役人時代(1969~2003年)のことであり、現時点では異なっている可能性があることに留意して欲しい。
我々はテレビなどで、各党議員が委員会で質問に立ち、関係閣僚がこれに応えるという場面を何度も見ているだろう。こうした委員会における質問は、前日の昼頃までに事前に通告する必要がある。この通告を見て、官僚は答弁書を作成し、答弁者(普通は大臣)に事前に渡しておく。多くの答弁者が何か紙を見ながら答弁しているのを見るが、その紙はこの答弁書である場合が多い。 第1段階 国会待機‥どんな質問が出るのかを待っている段階。
第2段階 質問の割り振り‥政府に質問が出た場合、どの省庁が答えるかを決めて、当該省庁に質問を伝達する。伝達を受けた省庁では、今度はどの組織が答弁を作成するかを決めて、当該部局に質問を伝達する。
第3段階 答弁の作成‥割り振られた部局が、答弁書の原案を作成する。
第4段階 関係部局との合議(あいぎ)‥答弁書の原案に対して、総務課、関連する部局が意見を出して、必要に応じて調整する。他の省庁に関係する場合は、他の省庁に原案を見せて意見を貰う。予算に関連するような答弁の場合は、財務省(私の現役時は大蔵省)主計局に見せて了承を得ておく。
第5段階 答弁者への連絡‥通常は秘書官を経由して、大臣に答弁書を渡す。総理答弁の場合は、官邸に答弁書を届ける。 第6段階 答弁者への説明‥大臣に説明が必要な場合は、翌日(つまり質問当日)の朝早く、委員会が開かれる前に国会内で大臣に説明する。
第7段階 答弁‥委員会の場で答弁する。
答弁のチェックではなく質問のチェック?yosider.icon
質問にもチェックはあるのだろうか
作家の平野啓一郎さんは「何のための産休・育休なのか。自分で子供の世話しながら学位取ってみろ。どうしようもないオッサン政権」と斬って捨てた。 ソフトウエア会社「サイボウズ」の青野慶久社長は「赤ちゃんを育てるのは、普通の仕事よりはるかに大変。子育てをしてこなかった政治家が言いそうなことですね」とツイートした。
ほかにも、「休みだから時間あるだろうと勘違いしてる」「安心して出産子育てできる仕組みの方を優先して」「一度、0歳児を1人で1日見た方が良い」といった政府への批判が相次いだ。
その後の報道
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リスキリングの文脈で、育休・産休中も・・と聞かれたときに、首相はなんと答えれば批判が来なかったのか・・と考えると、政治家の仕事って難しいな・・と感じる
育休・産休中の人はそんな暇ないので支援しません とあえて言う必要もなさそう
育休・産休中の人のキャリアの停滞の支援策としては、リスキリング以外にも・・・みたいな話ができればよかったのか?
リスキリングの話をしてるから脱線感ある
暇はないとは思いますが、それでも頑張りたいという人には支援します、とか?yosider.icon
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議論のスターティングポイントがズレまくってて、擦り合わせないまま議論しても不毛な議論にしかならないやつだと感じた
「自分の経験した状況」が少ないのに一般化してしまう
育休を取れない人、取れたけどもごく少ない量だった人からすると「育児以外のことをする余裕なんてない」となる
それは単に「余裕がない」
もっと余裕ができるようにして欲しいと考える
育休中に余裕があった人からすると「余裕があるから何か有益に使いたい」となるのは当たり前、それをリスキリングに使うことを支援してくれることはポジティブ
この支援策自体は「余裕を減らす」もの
@SeanKy_: 1) 岸田発言はジェンダーギャップ指数の改善という点では海外に近づく理にかなったもの 2) 日本の多数派の女性はエリートになりたがっていないのでその政策を的を外していると感じる
3) エリートになりたがっていない女性でもなぜかエリート特化指標のGGIを好んで使う この人もこの人で暗黙に「女性の育休」と考えるバイアスを持ってる
inajobの経験は男性の育休で9ヶ月休んでいる、これは(本当は統計資料などで確認すべきだが肌感としては)国民の1割にも満たない恵まれた層だと思う
2021年度統計
男性について
育休取得が13.87%
期間はほぼ3ヶ月まで(分布はURL参照)
9ヶ月だと、目分量だけど1~2%
全体からすると13.87%×2%
女性でも3年以上の人はほとんどいないなーnishio.icon
例えば2年の修士課程を取る場合当然フルタイム学生と同じようには活動できないから取る単位数を減らして4年とかで取るわけなのだが、それができる状態の人はほとんどいないわけだ
グループウェアを提供するサイボウズ株式会社は、『働き方改革』の先駆者とも言われ、今から10年以上も前に「最長6年の育児・介護休暇制度」も導入しました。
青野さんの発言も大前提として「企業の長として10年以上社員に最長6年の育児休暇を提供してきた立場」がバックグラウンドにある
政府が国民に同じようなことを提供できてるかというと、もちろんできていない
その理想と現実のギャップをサイボウズは自己負担で埋めてるわけだ
男性が育児を経験して、それを踏まえた意思決定をできるようになるともっと社会が良くなると考えている
僕個人としては「育児休暇」に限らず、男性でも女性でも理由がなんであれ1〜2年の休暇を取れる社会が良いと思う
長期で離れないと視点の硬直に気づけない
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昨日姉がこのことでボロクソに政府の事を貶してたな
日経だと上がってこなかったので、炎上していることすら気づかなかった
普段政治的なことつぶやかない人でもブチギレてたmtane0412.icon
育児って多くの国民が体験していることだから、地雷も多いのか・・inajob.icon
体験を相対化しにくいので自分の経験を一般化してしまうnishio.icon
学校教育の議論もこうなりがち基素.icon
教育関係は任意の人が何らかの形で当事者なので、誰でも議論に参加できちゃうbiwa.icon
mtane0412.icon
「そこまでズレたことを言っていない」レベルではだめな案件に見える
圧倒的に筋違いな意見に対して、安牌なことしか言えなかったリーダー
そこまで筋違いというわけでもないのかな
導火線にめちゃくちゃ近くて何もしなかったら引火する
単にぼかしていっただけなのかもしれませんが・・
なるほどmtane0412.icon
他の問題でもこういう答弁してるんだろうなって思った
自分が政治家の立場だったらリスク回避できたかというと自信がない
こういうときに「自分は、、」と考えて批判をとどまるのは、場合によっては良くないなーと思うことがありますinajob.icon
人を(悪い方に)評価するのが苦手・・
質問者はともかく岸田さんの立場になったときにうまくさばけたか自信がないmtane0412.icon
とはいえ、「子育て」が本当に大事だと思っているならこの辺の話題には精通して然るべき
「育児」って言い直した件で「産休・育休」の短期間では無理ということを認知していたなら、自分なら「産休・育休中は土台無理やぞ」と答弁するだろうから多少炎の勢いは弱まるかもしれない?
なお、政党内の力学は考慮しないものとする()
関係者以外からは不可視の力学が大量にあるはずですよね基素.icon
実際リスキリングの支援を行うとしたら
ベビーシッターとかのお金とか出してくれるのだろうか?
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子育てのための産休・育休を取りにくい理由の一つが、一定期間仕事を休むことで昇進・昇給で同期から遅れを取ることだと言われてきました。 ここに当てはまる人がどれだけいるか気になる
そんな出世欲の強い人?や金の亡者?や同期に負けたくないぜ的な競争心の強い人?ってそんなにたくさんいるんだろうか
休み明けで仕事に戻れるだけでオッケーオッケーが多数派だと思っている……のだがそんなことはないのだろうか
育休取る前から、できる人はどんどん昇進してるので気にしてないところあったなinajob.icon