梅は食うとも核食うな、中に天神寝てござる
うめ は 食(く)うとも=核(さね)[=種(たね)]食(く)うな中(なか)に天神(てんじん)寝(ね)てござる
*滑稽本・古朽木〔1780〕一「歯の達者な時は、小梅などは噛割て喰ふのがうまいもの、今では何者の言出してや、梅を喰(ク)ふとも種くふな、中に天神寐てござる、と戒むる程のことなれば」
*俚言集覧〔1797頃〕「梅はくふとも核くふな中に天神寝てござる、生梅仁に毒あれば也」
日国
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梅干についての江戸時代の文献を引っ張ってきたcFQ2f7LRuLYP.icon
注によると「花(花弁?cFQ2f7LRuLYP.icon)が6つあるものは必ず片方の仁(さね)に毒があって、これは桃李でも同じ」とのこと