文選
もんぜん
文選
文選は日本において重大な影響を与えているcFQ2f7LRuLYP.icon
『文選』は上代の日本に伝わり、日本文学の進展にも重大な影響を与えた。奈良時代は、貴族の教養として必読の対象となっており、『日本書紀』や『万葉集』などに『文選』からの影響を指摘する見解もある(小島憲之など[6])。後の平安時代から室町時代でも、「書は文集・文選」(『枕草子』)、「文は文選のあはれなる巻々」(『徒然草』)とあるように、貴紳の読むべき書物としての地位を保ち続けた。現在でも『文選』の用語は、日本語の語彙で活かされ、故事教訓として使用されている。 文選由来の故事成語の一例
詩篇が岩波文庫で出ている
賦篇や文章篇も読みたい場合は新釈漢文大系がある