文明史
文明史は科学史と政治的な歴史の組み合わせSummer498.icon
人類の進化
科学史
先史・古代[sci]
人間が自然を認識し、その原理や法則性を科学的に考察し始めた起源を明確に定めるのは難しい。
370万年前以前、人間の祖先の二足歩行が始まり、
370万年前、タンザニアで足跡が残り、
230万年前以前、石器を用い始め、
50万年前以前、火を使い、
10万年前以前、人工的に火をおこせるようになる。
道具の工夫過程で人間の知的能力が飛躍的に向上。
3万年前、絵画を描く。
複雑かつ相互作用的な要因と背景が、知能の発展・発達を齎したと考えられる。
「人類は自らを作ってきた」(考古学者ヴィア・ゴードン・チャイルド『文明の起源』)
人間の労働が知的能力の向上に貢献、
知的能力の向上が人間の労働の複雑性を高め、
言語や技術の発展を生み出した、という考え。
先史・古代時代の出来事と人類種の分岐時期が重複するので、種分岐・合流と極めて初歩的な技術が発展が同時進行的に行われてきたのだろうSummer498.icon
古代文明[sci]
紀元前3000年頃、古代エジプト文明、メソポタミア文明
文字の発明、神殿中心国家、
正確な測量・数学の発展
労働力・財力の集積・管理、
ピラミッド、ジッグラト等の巨大建築
天文学の発達、暦の作成、
神事・農業
医療の発達
内科・外科・皮膚科の分類
神事や呪術と深く繋がり、占星術や儀式的要素が大きい
インダス文明
紀元前2600年から紀元前1800年、インド、パキスタン、アフガニスタンのインダス川周辺
初期食料生産期
初期の農業は半遊牧民が行い、コムギ、オオムギを栽培、ヒツジ、ヤギ、ウシを飼う。
泥製の住居群は4つの区画に分かれ、
多数の埋葬跡、籠、石器、骨器、ビーズ、腕輪、ペンダント等の副葬品、時折動物の生贄も見つかる。
一般に男性の方が副葬品が多い。
貝殻(海のもの)、石灰岩、トルコ石、ラピスラズリ、砂岩、磨いた銅などが装飾品として使われ、女性や動物の原始的な像も見つかる。
海の貝殻や付近では産出しないラピスラズリ(アフガニスタン北東部で算出)が見つかり、それらの地域の交流がわかる。
石斧が1つ副葬品として見つかった。
地表に近いところからも石斧がいくつか見つかった。
これらの石斧は南アジアでは最古のもの。
中国文明
黄河の中・下流域、遼河周辺、黄河上・中・下流域、長江上・中・下流域で、それぞれの文明が互いに影響しあい、かつ独自の発展を遂げたと考えられている。
四川は地形的に他の地域と途絶しており、黄河・長江とも異質な文明を発展。
黄河流域
黄河の氾濫原で農業を開始、
黄河の治水や灌漑を通じて政治権力を強化、都市が発達。
裴李崗文化、紀元前7000年?~紀元前5000年?
粟作等、畑作農業、円形・方形の竪穴建物、艶出しした紅褐色の陶器や磨製石器。
老官台文化、紀元前6000年?~紀元前5000年?
粟作等、畑作農業、円形の竪穴建物、暗紅色の夾砂陶。
北辛文化、紀元前6000年?~紀元前5000年? 黄褐色の陶器。
磁山文化、紀元前6000年?~紀元前5000年?
粟作等、畑作農業、円形・楕円形の竪穴建物、紅褐色の夾砂陶。
後岡文化、紀元前5000年?~紀元前4000年? 北辛文化を継承、発展。
仰韶文化、紀元前4800年?~紀元前2500年? 彩陶(赤地に彩色した土器)。
前期、紀元前4800年ころ
紅陶が主流。母系制で、農村の階層化がみられる。
前4000年頃にろくろの使用
後期、紀元前3500年以降
貧富の差、社会の分業・階層化が進んだ。
大汶口文化、紀元前4300年?~紀元前2400年?
前期は紅陶が主流、後期は黒陶・灰陶が主流。
後期の卵殻黒陶の高柄杯は、精巧で美しく、山東龍山文化に受継。
龍山文化、紀元前2500年?~紀元前2000年? 黒陶(黒色土器)、灰陶、後期には銅器の鋳造。
黒陶は薄手で精巧に作られた黒色の土器で、製作にはロクロが使用されていた。焼成温度は約1000度以上。
中原龍山文化(陝西龍山文化・晋南豫西龍山文化・河南龍山文化)と山東龍山文化とに分かれる。
中原龍山文化は仰韶後期文化を継承、灰陶が主流。骨を灼いてひび割れを見る占卜もこの頃始まりか。
山東龍山文化は大汶口文化を継承しており、黒陶が主流。
二里頭文化、紀元前2000年?~紀元前1600年? 青銅鋳造の技術
長江流域
玉蟾岩遺跡、紀元前14000年? - 紀元前12000年? 稲モミ。栽培したものかは確定できない。
河姆渡遺跡、紀元前6000年から紀元前5000年頃。大量の稲モミなどの稲作の痕跡。住居は高床建物。
仙人洞・吊桶環遺跡、紀元前12000年?  栽培した稲。中国独自の農耕。
彭頭山文化、紀元前7000年? - 紀元前5000年?  散播農法。中国最古の水稲。
河姆渡文化、紀元前5000年? - 紀元前4000年? 下流域最古の稲作。狩猟、漁労、ブタの家畜化。
馬家浜文化、紀元前5000年? - 紀元前3800年? 灌漑、紅陶
大渓文化、紀元前4500年? - 紀元前3300年? 灌漑農法、彩文紅陶、黒陶・灰陶
崧沢文化、紀元前3800年? - 紀元前3500年? 玉による腕輪、装飾品
良渚文化、紀元前3500年? - 紀元前2200年? 多数の玉器、絹、分業、階層化、殉死者を伴う墓
屈家嶺文化、紀元前3000年? - 紀元前2500年? 轆轤(ろくろ)を使用した黒陶
石家河文化、紀元前2500年頃 大規模な都城。部族との抗争か?
呉城文化、紀元前1400年? - 紀元前1000年?  黄河文明とは異質な青銅器、原始的な磁器
四川盆地
宝墩文化、紀元前2500年? - 紀元前1700年? 新石器時代の城壁
三星堆遺跡、紀元前2500年? - 紀元前950年? 大量の青銅器
目が飛び出た仮面・縦目の仮面・黄金の杖、大量の象牙
「巴蜀文字」と呼ばれる文字らしきものがある。
https://gyazo.com/c9b6acbed7a0a1745a48cf39df15feb1
https://zhuanlan.zhihu.com/p/653927128
ギリシア文明
紀元前7-6世紀、古代ギリシアではポリスがおこり、アテナイを中心に発展。
海運交易で富を得た商工階級の内から、世界の成り立ちを考察する人々が現れる。
ピタゴラスが数学研究
宇宙論では「大地は球形」とする説や『 「中心火」の周りを地球・惑星・太陽・月などが回転する』という、変り種の地動説を唱えた。
デモクリトスが原子論
自然を構成する分割不可能な最小単位の存在を唱えた理論。
ヒポクラテスが実践的医学治療
当時、健康や病気に関する知識や実践と言えば、神殿での祈祷師などによる祈祷による治療や人々の迷信的治療くらいしかなかったのだが、
ヒポクラテスは迷信を廃し具体的な観察にもとづいた実践的な医学治療を行うことを目ざしたので、「医学の父」と呼ばれている。
紀元前5世紀から紀元前4世紀、
アテネはサラミス海戦(前480)でペルシアとの戦いに勝利、
民主政がより徹底、経済的に繁栄、文化と科学も発展。
Wikipedia が良くまとまりすぎていて、ここらでやる気なくなったSummer498.icon
ただの転写になる。
アラビア科学 / イスラーム科学
アラビア科学
アラビア科学・イスラム科学という語の問題
8世紀ごろからイラン、インドの学知を取り入れながらヘレニズム文明の遺産をアラビア語へ翻訳することで発展しはじめ、
10-11世紀に最盛期を迎え、
15-16世紀ごろには停滞した
なんでやSummer498.icon
取り敢えず産業革命から逆順に辿っていくのが面白そう
産業革命に至る経緯が知りたい
産業革命
17世紀後半、パパンが大気圧機関の原理を考案し、
18世紀初頭に蒸気機関が製作されるようになる。
その後ワットらが改良を加え、
18世紀後半には蒸気機関が動力として各方面で使われる。
エドモンド・カートライトが設計した力織機は蒸気機関を動力とし、同時期に発展した紡績機とともにイギリスの繊維業を大いに発展させる。
18世紀は製鉄技術が発達し、旋盤などの工作機械も整う。
これは銃火器の進歩につながり、南北戦争など以後の戦争に影響を与えてゆく。
織物を漂白するために、硫酸と塩素を使用する化学晒しが発見され広まると、
化学薬品の研究が盛んに行われるようになる。
ドイツでヴェーラーが無機化合物から有機化合物の尿素を合成、有機化学が起こる。
化学の知識はアルコールの蒸留や砂糖の精製にも役立てられた。
18世紀の科学
力学はラグランジュによって形式的にまとめられ、自然の法則として認められる。
イギリスではブラックやキャヴェンディシュらが気体の研究を行い、酸素や水素が発見される。
フランスではラヴォアジェ、ドルトン、アヴォガドロらを経て、19世紀に原子の考え方に行き着く
科学文明の中心地がギリシア→オリエント・アラブ系→欧州と移っているようだ
よく聞く話
それ以外の地域では全く何もなかったのだろうか? いやいや、そんなわけ。
西洋付近のことは知っていても、もっと東の東洋や東南アジアのことはあまり知らない。
アフリカの科学やアメリカ(先住民)の科学、オセアニアの科学もあると思うが、そもそもそれらの科学の存在を記述する研究は行われているだろうか。