口訳万葉集
from
作業室2022/05/28
口訳万葉集(中)を読んだ
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折口信夫
が傑作・佳作などつけている歌がある
その評釈に引かれてそう思ってしまったり
またそれ以外の歌が素晴らしいと思えなくなったりするのは頼りないことだ
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相聞歌
よりも
挽歌
の方が好き
ピンときた歌
うちなびき春来たるらし。山のまの遠き木末の咲き行く、見れば
(1422)
難波べに人の行ければ、おくれ居て、春菜摘む子を見るが、悲しさ
(1442、
大蔵屋主
)
此花の一弁の中に、百種の言ぞ籠れる。おほろかにすな
(1456、
藤原広嗣
)
我が宿の花橘の、何時しかも、玉に貫くべく、その実はなりなむ
(1478、
大伴家持
)