相聞歌
「万葉集」で、「相聞」に分類される内容の歌。男女、または親子、兄弟、友人などの間の、恋慕あるいは親愛の情をのべた歌。その大部分は男女の恋愛をうたったものであり、そうでないものも恋愛に準ずべき感情をうたっているので、中古以後の恋歌に該当するものと考えられる。のちに転じて、恋の歌の意に用いられる。相聞。
日本国語大辞典