マイルドおとぎ話
昨今の情勢を鑑みてかおとぎ話のマイルド化が進んでいる https://youtu.be/5uPgf9-Pxlc
改変要素
それでも背中に火をつけるのはありなのか…cFQ2f7LRuLYP.icon
マイルドとは?
たぬきさんの泥舟選択は自身の選択のため、ここは当人に責がある(?) うさぎさんの話術によって泥舟を選ばせるかと思ったら別にそんなことはなかったぜ! https://www.youtube.com/watch?v=paCPv0-jB5w
https://youtu.be/E-vDzieyu_g
改変要素
猿に青い柿を投げつけられた結果、甲羅が割れて死を迎えていたはず 死に際に甲羅を割る話といえばヨロイ元帥を思い出しますね 猿の死
臼が落下して死を迎えていたはず
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/6c/Japanese_Fairy_Book_-_Ozaki_-_212.png/800px-Japanese_Fairy_Book_-_Ozaki_-_212.png
直接の原因なのでもし警察に発覚した場合一番罪が重くなるのは臼になるのか?
臼は刑法の対象ではないので無罪放免になる可能性がある
感想
こちらは柿の種が芽を出す前に言っている
柿の種は芽を出さなければ蟹にハサミでチョッキンされる(隠喩)、しかし脅しに屈して芽を出すとかえって蟹に自らの身をさらすことになる
劇中では柿の種は芽を出すことを選択している
ハサミでチョッキン(隠喩)を避けるためか?
しかし蟹たちの要求はエスカレートしてゆき・・・
早く実がなれ柿の木よ 出ないとハサミでチョッキンだ
案の定自らの芽を人質(?)に取られて実を要求されることに
実をならせばその実を食べられることになる、すなわち搾取
実をなさなければハサミでチョッキン(隠喩)
種の時よりもよりチョッキンしやすくなっている
柿は実を結ぶ選択をした
死ぬよりはまだ実を渡すほうがよいと判断したのであろう
桃栗三年柿八年ということわざにもある通り、柿に実がなるまでの期間は非常に長い。ここまで急いで結実させたのは、蟹の脅しがあってこそと見てよかろう 劇中では子供のカニが成長した様子はない。数年の時が経っているとは到底思えない
このあたりの柿の逡巡は劇中には出て来ない
弱者の語りはしばしば無視される
歴史を紡ぐのは勝者である
しかし柿も黙ってはいなかったのではなかろうかcFQ2f7LRuLYP.icon
青い柿をあえて用意することで、蟹に対するカウンター材料とした?
しかもその下手人を猿に負わせるファインプレー。実に賢い
果実がなるなら種もできる
たとえ実を食べられても種が残る。種が残ればどこかに植えられて実を結ぶこともあろう
すなわち自世代へと繋ぐチャンスを得ているのだ
元に物語の発端で猿が柿の種を持ってきている(元凶)
たとえ脅しに屈して実を食べられることになろうとも、逆手に取って自らの繁栄につなげていく柿の姿がしたたかで、すごいなあ、みならいたいなあとおもいました。
マイホーム付き猿
火中に飛び込む栗の負担が大きすぎる
わかる、そういう絵本が増えてるinajob.icon
お腹を裂くところの絵はぼかしてる
実は、社会的規範に合わせて物語を改変することは昔からよく行われている suto3.icon
グリム童話は改版するたびに当時の規範に合わせた修正を行っている 例えば、シンデレラは、改版するたびに積極的に行動しなくなる 初期の版ではガラスの靴を(自分を探しやすいように)わざと置いてくる
後期の版ではガラスの靴が偶然脱げたことになっている
この改変により、ちょっと辻褄が合わない話になっている