一粒の麦もし死なずば
『一粒の
麦
もし死なずば』(ひとつぶのむぎもししなずば、Si le grain ne meurt )は、フランスの小説家
アンドレ・ジッド
の作品。表題は『
ヨハネ伝
』の第12章24節のキリストの言葉、「
一粒の麦地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん、もし死なば多くの実を結ぶべし
」に由来する。4年間かけて書かれた
自己暴露
の書。ジッドはこの作品を云わば、
贖罪
のために書いたようなものだと語る。
1921年当時、作者の名を秘して、上巻12部、下巻13部のみ出版された。
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