わが庵は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人はいふなり
from 百人一首
わが庵は都のたつみしかぞ住む世を宇治山と人はいふなり
喜撰法師
私の庵は京の辰巳(南東)の方、鹿の住む地にこのように(平穏に)住んでいる。でも世を憂いて逃れ住む宇治(憂し)山だと、世の人は言っているようだ。
「しか(然)」と「鹿」、「宇治山」と「憂し」が掛詞
この歌を元にした大田南畝の狂歌が神がかっている
わが庵はみやこの辰巳午ひつじ申酉戌亥子丑寅う治 (狂歌百人一首)
都のたつみ
宇治山