おちゃっぴい
語源
遊女が客がいない間に茶を挽くことを「お茶引き(おちゃひき)」と呼んでいた[1]。この「おちゃひき」から転じて「おちゃっぴい」となったとされる[1][2]。「お茶引き」の元の意味から「おちゃっぴい」がおしゃべりな女の子を指すようになった経緯は不明[1]。おしゃべりばかりの遊女は客がつかず、よくお茶ひきをさせられていたから、という説がある[2]。 「お茶引き」から転じたのではなく、「おしゃっぴ」や「おちゃっぺ」のような似た音と意味の方言があることから、「お喋(おしゃべ)」から転じたとする説もある[3]。 お茶を挽く(ひく)
茶の葉を挽いて抹茶を作るのが暇のある人の役割だったことから、特に用事があるわけではなく、暇であることを指す言葉です。特に、芸者や遊女などに客がつかず、商売が暇なことを言いました。 「おちゃっぴい」の用例
雑巾を掴んで突っ立った、ませた、おちゃっぴいな小女の目に映じたのは、色の白い、卵から孵ったばかりの雛のような目をしている青年である。 おいらが垣根を登ったなんて密告をした奴は煙草屋のおちゃっぴいだ。おいらをぶん撲って縛った奴は自身番の耄碌おやじだ。 あんなおちゃっぴいをどうするもんか、それにこっちは半人めえの職人だし向うは大金持の娘だ、冗談じゃあねえ、そんな者を貰ったらそれこそ一生のお荷物だぜ 下手っぴ(へたっぴ)のような、語尾が「っぴ」あるいは「っぺ」である言葉とは関係が無い?hatori.icon このページによると(抽象的な)人名、仮名を表す際に使う「兵衛(べえ/ひょうえ)」が「っぺえ」or「っぺ」に変化し、その派生形が「っぴ」なのではないか?と推測されている 語源がお茶挽きならば「ぴい」は「挽き」に由来し、「兵衛」とは関係ないことになる
一方で前述の「おしゃっぴ」や「おちゃっぺ」は「兵衛」のニュアンスが強いようにも感じる
お喋り+兵衛?
関連項目
本
恐らく「おちゃっぴい」とは関係ない
吹いたはるひ.icon