食えるフィールドを選ぶ
天職が食える仕事かどうか、という観点もある。
武井壮
十種競技日本一になったが、その先に道はなく、ゴルフ・野球などに挑戦後、タレントとしてデビュー
木原直哉
バックギャモンからポーカーへ転向
── ポーカーに出合ったのが2007年。当時からポーカー以外にも、将棋や麻雀、バックギャモンなどさまざまな頭脳ゲームに熱中していたそうですが、その中でポーカーを「仕事」に選んだのは、それが一番得意だったからなのでしょうか?
木原:いえ、当時はむしろ麻雀、バックギャモンのスキルの方が高かったです。WSOPでタイトルを獲った2012年の時点ですらそうだったと思います。バックギャモンで収入を得ている時期もありましたが、なぜポーカーのプロになったかというと、そちらの方がしっかり稼ぐことができ、仕事になるからですね。ポーカーはバックギャモンよりもフィールドが大きく、動くお金も2桁ほど高いですから。
どのフィールドで戦うかも大事。
競技だけでなく、仕事にも言える
就職エピソード
数字に強いことを活かしてゲームを作ることが天職だと思って、既に内定を持っていたサイバーエージェントに行くことに。 内定者アルバイトとして、アプリボットに誘われ、
やりたいことを話した会社見学で、
ソシャゲの計算式作ってる人やデータ分析してる部署も見学し、
案内してくれた人事の方に
「そういえばエンジニア採用だっけ、何の言語が書けるの?」
って聞かれて
雑に「なんでも……」
って答えたのが社長にバレて、
1番炎上してるチームにエンジニアとして突っ込まれる。
なんとかなってしまい、そのままエンジニアになった。
入社して、先輩から「エンジニアが天職なんだね」って言われたりして、 確かに、学生時代はずっとプログラミングをやっていたけれども、
実は自分で選んでエンジニアになったわけではない笑
労力の割に周りの人に喜ばれる仕事
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結果的にこの選択はどうだったのかというと、
エンジニアを選んで正解だったと思う。
理由は夢とか天職とか得意とかよりもっと現実的で、潰しがきくため。
最悪、ゲーム業界に行かなかったとしても、IT業界で開発の仕事をやれる。
一方でパラメータ調整等はゲームプランニングさらに一分野なので、
なかなか極めて、それで食べていくのが難しいかもしれない。
潰しがきくという概念と具体例も、学校で何を教えるべきかに含めていいかもですね。TsukasaF.icon+1.icon