好きより得意を仕事にするべき
岩田氏:
好きじゃないけど得意なこともありますし,好きだけど,実はあんまり得意じゃないよっていうことも結構あって。だから,仕事というのは「得意なこと」をやった方がいいんです。好きだけど得意じゃないことに溺れると,仕事っておかしくなることが多いんです。
4Gamer:
好きだけど得意じゃないこと,ですか。でも,自分でそれを見分けるにはどうすればいいんだろう。
岩田氏:
自分の労力の割に周りの人がすごくありがたがってくれたり,喜んでくれたりすることってあるじゃないですか。要するにね,「それがその人の得意な仕事なんだ」って話で。逆に,自分的にはすごい努力して,達成感もたっぷりあるのに,周りからは「はあ?」みたいに思われることもあって。それはね,本人が好きだったとしても,実は不得意なことかもしれないんですよ。
4Gamer:
なるほど。
もちろん他の人も言ってる(調べるとたくさん出てくる)けど、
岩田さん自体が経営も得意だったプログラマーだったというエピソード
(周りから言われて)
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自分はハードウェアを学んできたけど実際に実務経験が多いのはプログラミングで、今好きなのはXR系だけどロジカルに言われたことを実装できるという点でエンタメよりDXよりのことを仕事にしようって風に進路を決めました。
多分好きなことはその時々で変わるから、得意なことをやるという方が無難なのはなんとなく同意。一方でやってきたことの中からしか得意と分かるものは出てこないはずなので、あまり先入観を持たずに色々挑戦しておける人でありたい。
XRは好きなことですが、得意なことは「組織立ち上げフェーズでいい感じに動く」「技術の取り入れ時期」なので、それベースで場所を選んでいます。