日本の「大学」の立ち位置の違和感
受験生視点と社会人視点で「大学」の立ち位置の違和感を書く
「大学」とは研究機関だと思っている、いわゆるアカデミックの場である。
しかし、受験生時代「大学」を研究機関だと思っていなかった、数学好きだから数学科行きたい程度にしか思っていませんでした。
また、日本のキャリアは良い大学に入れるかでほぼ決まるという言葉を信じていて、高校は偏差値40代だったが、絶対難関大に入りたいという信仰をしていた。
「大学」は企業から見て、ビジネス養成学校だろうか、いや研究機関である
そして、日本ではアカデミックな世界に進む(D進)ことは、かなり険しい道とされている
個人の学生が、各自勝手に大学での経験を就活に紐づけている
このちぐはぐ感は何なんだろう
受験生時代
前提の話
両親の期待
母にできれば国立大学に行って欲しいと言われていた
学費が安いので。
高1の最初の模試、筑波A判定、名古屋B判定
担任曰く、「今A判定出てるようなとこを志望するな」
筑波大学が、コンピュータ強かったり、研究強いイメージがあったので、
そこそこの大学に入ってやりたいことやろーっていうのは、もうできるなと思った。
国立大学だし、両親の期待も満たせそうだ。でも担任曰くもっと上を目指せと、なるほど。
ここで、いわゆる中堅以上〜高学歴大学に入るという選択肢しかなくなってる。
勉強が苦労せずにある程度できたので、コンピュータスキル全振りという選択肢がなくなる。学歴に振ったほうがコスパ良くなる。
だいたい、何かができなかったとき、できなくなったときに人生の選択肢が消えることを感じるけど、魅力的な人生パッケージの提示で他の選択肢が選べなくなることもあるのかもしれない。 一方で、提出物や定期テストはひどかったので、レポートとテストで評価される大学と相性悪そうーーって思ってた。
将来何になるか
2005年、ちょうどITが世界を変えていた頃で、Google、Appleすげーってなってた。
高校生の頃友達に「将来何になるの?」って聞かれて
大きいIT企業に入るか
ベンチャー企業か
友達と起業するか
って答えた。
Googleも大学から生まれたので、将来的に大学に行くことにはそんなに違和感がなかった。
一方で、アカデミアは研究費の獲得が大変というのを調べていたので、
お金を稼げるところにいかないとしんどいなって気持ちがあった。
日本に余裕がないので売り上げが立たない部門は切られる、みたいなイメージ。
大学選定
そして、純粋に学術的や学習の興味がどこにあるかを考えた結果
学術
計算の理論
勉強
独学でやっていたプログラミングを体系的に学びたい。
より、
大学は「学び」を重視した選択をする。4年間好きなお勉強をする。
理論をやりたいので、工学部ではなく理学部に行く
理学部で情報系がなかったので京大が候補から外れたりした。
将来的にIT系で仕事をする
こっちは大学に求めているものではないのでなんとかする
↑のため、研究はそこまで重視しない。
という道を選んだ。
あとは、その分野で有名な大学を探したり、法人運営費交付金の多寡を調べたりして大学を選定。
学問・研究と就職とのギャップを認識して、受け入れた上で進学してたっぽい。
友達どころか親や先生もたぶんここまでの理解はなかったと思うけど ( #孤独 )、 選択の結果だけみると普通なので、 そんなに困ることはなく。
実際に入ってみて
危惧してたけどやっぱり大学の仕組みに向いてなかった。
体系的に学びたいと思ってたけど、それも独学でなんとかなった。 C言語の基礎、講義なら半年かかるところ、競プロを始めて2週間でなんとかなった。
興味のある分野について、独学以上のことはなかなか学部ではできない。。
やりたいことがはっきりしてる人に、受験が終わってさらに教養科目付けになるのはしんどい。早く専門をやらせてくれー
高偏差値大学の弊害。
みたいな感じで、(具体的な理由は色々あれど)向いてなかったのでやめちゃいました。 #中退 わんど.icon 一般論の話もしたい。(あとで)