フォーマリズム的ダンス映像
ここでは、編集によってダンスしている映像をフォーマリズム的ダンス映像とリンク付けしている
造語
常々、踊ってみたなどのダンス映像はリアリズムだと思っていた。
ここでいうリアリズムとはアンドレ・バザンがいうところのリアリズム
バザン曰く、現実を映し出すのが映像というメディアのすごいところで、いかにそのまま映し出すかが大事
編集などはいらないみたいな感じ
とはいえ、ピントが合わない箇所があるのはメディアの特性であって現実としておかしいので、ディープフォーカスや時には編集(!)を使い、現実を映し出す
踊ってみたをはじめとしたダンスを主体にした映像は、編集を感じさせないようになっている
ダンスを踊っていることでアクションつなぎになり、自然に一連に見える
カットが少ないことも多い
リアリズムの逆、フォーマリズムのダンス
フォーマリズムはセルゲイ・エイゼンシュテインをはじめとしたモンタージュを中心とした映画表現である
つまり編集によって作られる
ここではフォーマリズムという名前を使いつつ、重要なのは非リアリズムや編集主義のような考え方でモンタージュ効果が強い必要はない
いや、「ダンスしているように見える」というのはかなりモンタージュ効果なのでは