ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
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すごく素朴な感想だけどいってよかった。例えば小田原のどかによるインスタレーションは、オーギュスト・ロダンを倒しているだけで単純に面白いのに「彫刻の向きが変わる時」に着目し様々な問題に結びつけ複雑な展示空間へと変貌させる手腕はとてもかっこよかった。
田中功起によるプロポーザルからの常設展示の絵画位置の変更もそうだが、既存のフレームをずらすことで見えてくる諸問題への眼差しは良い意味で現代美術らしくて好きだ。
その上で弓指寛治の作品は異質だったかもしれない。上野という場所から出発して路上生活者見つめる試み。絵も展開も視点もすごくよかった。良すぎて心動きすぎて大丈夫なのかとすら思ったけど、国立西洋美術館で見た意義は大きい。ずっと考えている。思えば東京についてあまり知らない。
巨匠と現代作家の作品を並べる展示も多かったけど、特に竹村京の破損したモネを絹糸で修復する作品はかっこよかった。起こってしまったことを起こってしまったこととして否定せずに寄り添うような作品。でありながら存在感がある。両方写真では分からない光沢がある
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飯山由貴│梅津庸一│遠藤麻衣│小沢剛│小田原のどか│坂本夏子│杉戸洋│鷹野隆大│竹村京│田中功起│辰野登恵子│エレナ・トゥタッチコワ│内藤礼│中林忠良│長島有里枝│パープルーム(梅津庸一+安藤裕美+續橋仁子+星川あさこ+わきもとさき)│布施琳太郎│松浦寿夫│ミヤギフトシ│ユアサエボシ│弓指寛治
ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?──国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ
2024年3月12日〜5月12日
国立西洋美術館
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2024年2月27日(火)〜2024年5月26日(日)
#展覧会