佐藤雅彦展 新しい×(作り方+分かり方)
https://gyazo.com/e2db473e732b339a8c935586bd4cdbdf
10月か9月末時点で一切の前売り券が売り切れていたので、金曜日の朝(といっても11時着)に訪れ当日券を買った。
12:00-12:30入場だった
このタイミングであれば特に並ぶことなく買えた。
ただし、人の量が多く、展示内容の映像も飛ばしてみれる様なものではなく、全部見終わるのに大体4時間半かかった。
丁寧に見ていたかなぁ……?
映像作品は撮影禁止だったのでメイン展示の写真は無し。
これはかなり自伝エッセイだ。
「図録を読んで完成する」との謳い文句。展覧会としてどうなんだとも思うが、そういうキャッチーさは広告的でもある。
まだ読んでないので読んだら感想変わるのかも
https://gyazo.com/98acba5780a289ecbe124a61c5cea4be
全体的に講義的な展示だった
これはクリエイティブ職ではない人にはどう伝わるのだろう。
別にいわゆるクリエイティブ職じゃなくても、そういった提案や工夫が必要な職はいくらでもあるか。
講義から展示を作っているかも……?
作者ってこんなに作品の解説していいんだっけ。
いやダメなことは一切ないんだけど、言語化できすぎている。
普通の美術展であれば学芸員や批評家がやることまでやってしまって、それすらも作品として展示している。
入ってすぐに「計算の庭」があったが、飛ばしてコレクション展まで見ていたら時間無くなって体験できなかった。
最初に並べばよかったけど、おそらく無料スペース?かなにかで佐藤雅彦展の外だったから導線になかった。
https://gyazo.com/b3c79fde632aaf492d6d8eec4d9a495a
https://gyazo.com/84fc777941b449f967c72b7b6ee7131c https://gyazo.com/a397fb04f52e2129a1db1c63bd5852a0
そういうところがつながってくるんだな。
テクノバッジの話はどっかで聞いたななんだっけ。
その横には小屋が二つあり、片方でCMを30分?もう片方でその解説の映像が流れていた。
合法で佐藤雅彦が手がけたCMが見れるの地味に貴重な機会。
ただでさえ耳に残るのにその解説や、逆に作り方の解説での例として出てきてリフレインされる。
映像、もしくは音楽というメディアの暴力性が遺憾なく発揮されている。
解説映像の方で、「なぜ15秒で複雑な物語を認識できるのか」に対して音による視線操作をあげ、それを「あなたが優秀なのではなく、あなたの脳が優秀なのです」と言ってしまうのは、広告代理店っぽさがぶり返してて面白かった。
人間なんて簡単に操作できるし、現にしてしまっている。
やはり多少の見下しがないと作れないか。
多少……?
一緒に行った人が「自分は言われるまで物語をわかってなかった」といっていて痛快だった。
ちゃんと見てちゃんと見逃していたらしい。
モルツの結婚式挨拶編です。
広告が人気になってグッズが出るというのはなかなか凄い。
それが何発もある。
中吊り広告で小説
CM枠を一つ挟んで買うことで「答えは15秒後」
流れ
アートディレクター→CMプランナー→電通退職→ゲーム制作(I.Q)→だんご三兄弟→ピタゴラスイッチをはじめとした教育番組→並行して研究室 CMもバズってたわけだから、意図せず、か。
ピタゴラ装置そのものがあって、部屋の壁にはその装置が動く映像が投影されている。
今どこら辺を動いているかを予想しながらリアルタイムで妄想するレイヤー感が面白い。
ピタゴラ装置は日常にあるものを使っているみたいな話を前聞いたことがあり、あんなしゃれた雑貨もってねえよと思っていたが、それらは佐藤雅彦が蒐集した私物から使われているらしく、蒐集とはいいものだなと思った。
捨てない/捨てすぎない。
https://gyazo.com/29bec049842250a0a6f171cfe4cca481
cosenseをしろとのことでした。
勝手に広告を作る
https://gyazo.com/edb09e5bffa68a94e7aeb3131ec0ed6e
広告だからこそできる表現を目指す
できるというか思いつくかどうかという感じか。
https://gyazo.com/12e8b6907d6ae0e4ec58679baad1e273https://gyazo.com/7003de7161e74a92b6799e4e35d64ece
実際のものがあり、自分たちで写真を撮ることで同じ試みをすることができた。
一番大きいフロアでは佐藤雅彦研究室でどのような探求を行っていて、それがどのように作品となっていくかが紹介されていた。 演技がよかったからかも。困惑から始まりつつちゃんと動く感じ、あと長さ?人数が多いと終わるまで少しかかる。
https://gyazo.com/5297c4415f585e653f8666426505b4fe
最後の「余分な劇場」以外、ほとんどの映像作品に解説映像がついていた。
https://gyazo.com/00de02c8e90cf1efa5c2cfe749937975
https://gyazo.com/4c9012322f8bea62f81591134f731a98 https://gyazo.com/01e5e53b3b4cc6fd8130f2131b2f7cf3
https://gyazo.com/791c80353077c7d2b162e160e3f222e7
画面には「きょうのスレスレ」「ぼてじん」「もりのおく」に加えて「アルゴリズム体操」が含まれた回のピタゴラスイッチが上映されていた。 特別に編集したもの?
幼少期ってピタゴラスイッチめっちゃ見てたな。
別に小学生中学生高校生大学生でも見てたけど
感性に影響しているんじゃない?
してるのかな。めっちゃ好きだし、結構本持ってんだなーと最後思ったけどあんまり実感がない。
佐藤雅彦に影響されている人は影響されているという自覚がありそう。
これから影響されます。
いままさに幼少期ですという方々も多く、楽しそうにしていて良かった。
しかしながら、ほとんどの展示は結構難しいような気もした。
小さい時の美術館なんてそれでいいですわね。
https://gyazo.com/6a0df6003c2aeb38850737d2afa79ab4
最後に「余分な劇場」として、解説しきれなかった作品をただただたくさん垂れ流す場所があった。
おもしろすぎちゃってる。
これを期待していたような気がする。
勉強になったし勉強しに来ているので僕は大満足ですが、
映像作家が展覧会をするのは結構大変なのかもしれない。
うーーーーん
最後ポリンキーの原画があった。
https://gyazo.com/054cdb89a84637ad04ec8cf894f7a65e
じゃん
廊下に指を置く展示があったけど、正直あんまりわからなかった
人の身体性に結構踏み込んでいるので個人差がかなりあるのでは
https://gyazo.com/0ce1c52eae33cc10f0d43cee6e505bff
めちゃくちゃ重そうだったし反応も悪そうだった
2010年の作品らしい。
自分の指紋を泳がせる
少し待つとどれが自分のかわからなくなるが、もう一度反応させることでもどってくる
かわいい
@sato_masahicom: 横浜美術館の佐藤雅彦展も、あと3週間。会場の賑わいの中で、図録の存在をお忘れなく。私は、この図録と展示で合わせて佐藤雅彦展だと考えています。単なる図録ではありません。可能なら、横美に行く前に1章だけでも読んでもらうと展覧会の面白さが違います。(佐藤雅彦) https://pbs.twimg.com/media/G3Je7dTbsAA4sfK.jpg
だとすればよくないんじゃない
2025年6月28日(土)〜11月3日(月・祝)
同時開催