野生のハギス
概要
Wild Haggis
スコットランドの固有種。その生態は良くわかっていない。その内臓はハギス料理の材料として知られていたが、乱獲により絶滅したと思われる。年に数件の目撃例があるが、確認されている最後の目撃例は1750年代であり、実際に見た者がいないために、本物か確認できないという問題もある。 言い伝えによれば、
野生のハギスの左右の足の長さはそれぞれ異なり、急な山と山腹を一方向のみに速く走り回ることができる。さらに、ハギスには2種類いて、長い左足をもつものと、長い右足をもつものがいるといわれている。前者は山を時計回りに走ることができ、後者は反時計回りに走ることができる。ハギスのオスとメスは必ず同じ方向に走れるものどうしで交尾するため、2種類のハギスは共存でき、雑種が生じることはない。 ―Wikipedea より とのことである。
現況
現在、スコットランドで捕獲されるハギスは、ジェームズ4世の時代に保護されたものが野生化したものである。このハギスは、特定の地域に生息しており、捕獲が制限されていることから、純粋な野生種とみなされていない。現在でも、狩猟ライセンスを持つハギス・ハンターのみが捕獲することができる。 ハギス・ハンターは、認められた狩猟期間(11月から2月)以外は、ハギスの保護につとめることが求められる。
また、野生のハギスにみられるような左右の足の長さに違いはみられない。ごくまれに、左右の足の長さの違うハギスが生まれることがあるが、これもまた野生のハギスとして珍重される。
別名、野生のハギスモドキともよばれるこの類のハギスは、繁殖時に不利とみられている。それは、遺伝的ルーツにより、同系統の足の長さが求められるからである。そのため、左右の足の長さの違う野生のハギスの種を復活させることは難しいとされている(外見からは、どちらの系統か不明のため)。
ある研究によれば、左右の長さの違うハギスから子どもが生まれる確率は0.0001%以下だという。
ハギスが同系統のパートナーをどのように見つけるかについては、現在でもわかっていない。
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