交霊会で乱闘騒ぎにより霊媒師が意識不明
TDLimg.icon チャリング・クロスのSt. Martin's Hotelで行われた交霊会で、霊媒師が頭部を殴られ意識不明となり、チャリング・クロス病院に運ばれる事態となった。 kuuhaku.icon心霊主義者のサミュエル・モーガンが会長を務める心霊研究会が主催した交霊会は、人気の霊媒師のヒュー・プレストンを呼び、最近亡くなった会員の故ウィリアム・エヴァンスとの交霊を行った。当然ながらエヴァンスと面識はなかったが、詳細な事実関係を言い当てたプレストンは、参加者に本当にエヴァンスの降霊が行われたことを信じさせるのに十分と思われた。 しかし、エヴァンス=プレストンがかつて疑惑のあった会の不正会計について関与を示唆したところから大論争となった。
この不正会計疑惑は、当時会計担当だったエヴァンスの記録不備とわかり収束した。しかし、一部の会員が、エヴァンスに疑いを持っていたこともあり、その場で追求することとなった。
エヴァンスの話は要領を得ないものであったが、交霊会という特性上、どこまで真実の証言が得られるかは不明である。それでも、事件当時の記録と矛盾する話も出たために、疑惑は深まった。さらに追求しようとする会員に対して、エヴァンス=プレストンは殴りかかった。しかし、すぐに反撃され、エヴァンス=プレストンはその場に倒れた。打ち所が悪かったのか意識不明となったために、近くのチャリングクロス病院に運ばれた。降霊会の憑依中に昏睡状態となった霊媒師の意識がどうなっているかは不明である。
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