ボスコム谷の検死裁判でジェームズ・マッカーシーに有罪の評決
TDL.icon ボスコム谷・ハザリー農場のチャールズ・マッカーシー殺害事件の検死裁判が、ロスで開かれた。陪審員の前にたった息子のジェームズは容疑を否認しているが、多数の目撃者の証言により、陪審員により『故意による殺人』の評決が下された。 死体が発見される前において、被害者のチャールズは、事件のあった6月3日の朝に下男をつれてロスへ出かけたが、3時に人と会う約束があると言って、一人でハザリーの農場へ戻ったという。その後、老婦人にボスコム池へ向かう姿が目撃されている。
他にチャールズを見たのは、猟場管理人のウィリアム・クラウダーで、老婦人とクラウダーともにチャールズは一人で歩いていたという。クラウダーは、その5分後に息子のジェームズが銃を持ってボスコム池へ向かう同じ道を通るのを見たとが、その時にもチャールズの姿もまだ見えていたので、父親の後を追っていったのだろうと思ったと証言した。
この証言を裏付けるようにボスコム谷の管理人の娘ペイシェス・モランが、ボスコム池のそばで二人が言い争いをしているのと見ている。少女の証言によれば、父親はどなりちらすように叫び、息子は手を振り上げ殴りかかるかのようであったという。少女はその様子に怖くなり、管理人小屋へ戻ると母親に話しているところに、ジェームズが飛び込んできたとい次第である。
ジェームズの右手と袖口には血がついており、銃は持っていなかったが、明らかに彼の犯行を示すものと思われた。
これらの証言から、『故意による殺人』の評決となった。明日にも治安判事の取り調べを受け、巡回裁判での判決となる見込みだ。
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