目の前のタスクに集中する
日常レベルのことを管理する高度なシステム
整理のステップには、もう1つ興味深いことがある。整理する対象が日常的なレベルのものであるほど、うまく管理するためのシステムは複雑でなければならないという事実だ。
(中略)
GTDがしばしば「仕事のできる人が極めて日常的なことをさばいていくための高度なアプローチ」と呼ばれる理由も、そのあたりにある。
引っかかったのが、GTDって日常的なことに対するアプローチであり、その人にとって日常的ではないことに対するアプローチ(メインで処理したいタスク、例えば知的生産などを行う時)は、GTDとはまた別に何かあるのかな?と思ってしまいました。 とはいえ、その日常的ではないことに対するアプローチにもある程度GTDは有効であるだろうし、ナチュラルプランニングなどがそのあたりを担うようにも思えます。 ナチュラルプランニングももう少し改良の余地はありそうですが。
デビッド・アレン氏の「一番うまくいっているプロジェクトはリストにないことだ」ということから、リストにないことをやっている時のタスク管理にも関係しそうです。
二つの構造がありそう
目の前の(メイン)タスクそのものを処理するタスク管理
GTDでいうならば、タスクに対して、望んでいる結果は何か?次にとるべき行動は何か?を考えながら、いわゆるナチュラルプランニングで進めたりするとか
目の前のタスクに集中するために、他のタスクに邪魔されないようにするタスク管理
GTDでいうならば、とりあえずインボックスに入れて、再びメインのタスクに戻るとか
上記のいずれにもGTDは使える
そして、この二つを同時に発動させる必要がある
これを踏まえて、何を目の前(メイン)とするのかは、「デイリー」と「数」だけで考えるならばアイビー・リー・メソッドのように限定した方が、成し遂げた感(いわゆる達成感)を得られて実行をサポートできそう