リストの役割
リストの役割は、一覧性の確保にあります。ただし、それ以上に「ある属性を持ったものを集める」機能が大切です。Aというリストに入っているものはAの属性を持ち、Aのリストに入っていないものはAの属性を持たない。つまり選別(フィルタリング)が働いています。これが大切です。 つまり〈リスト〉には、忘れないように書き留めておく備忘録としての役割と、情報を〈コンテキスト〉(文脈)に合わせて整理する役割の二つがあります。また、リストに要素を書き込むという作業は、「これに関する情報はここにあるだけ」という有限化の役割も果たします。この役割は、選択肢が多くなりすぎると選べなくなる人間の傾向を考えれば、非常に大切です。 以上のようなポイントは、リストを使う上で重要な鍵となります。合い言葉は〈混ぜるな危険〉です。