タイマー
作業時間を管理するツールが〈タイマー〉です。携帯電話やスマートフォンにもタイマー機能がついていますし、タスク管理専用のタイマーアプリもあります。もちろん、台所にあるごく普通のキッチンタイマーを使うこともできます。何を使っても問題ありません。
タイマーの使い方
使い方も簡単です。タスクを開始するときにタイマーをセットし、終わったら止めます。あるいはタイマーが終了時間を告げてきたら作業を終えます。これだけの使い方で、作業の時間的区切りと時間量が管理できます。
時間の使い方には、ラベルがありません。目の前にある時間は、原理的には何にでも使えます。だから、ある時間がタスクAのために使われているのか、タスクBに使われているのかは判然としません。このような状態では、タスクの管理がなかなかうまくできません。
タイマーの効能
タイマーを使うことで、自分の意識に「ここから30分はタスクAのために使う」ということを強調できます。時間の使い方にラベルを貼りつけるのです。たとえば、5000円を握りしめて書店に向かうとき、その5000円には「書籍代」というラベルが貼られています。時間にも同じことをするのです。
さらに、タイマーを使うことで、その作業にどのくらいの時間を実際に使ったのかもわかります。時間のレシートが手に入るのです。このレシートは〈レビュー〉の際にも役立ちますので、是非とも入手しておきたいところです。