素因数分解の一意性を線型独立に使えないか試
脳内だけで紙に書き出したことはないので、ほとんど思考を進められていないが
$ \iff \forall n\in\N;\ln n=\sum_{p\in\Bbb{P}}\mathrm{ord}_p(n)\ln p
$ \def\ord{\mathrm{ord}}=\ord_2(n)\ln2+\ord_3(n)\ln3+\ord_5(n)\ln5+\ord_7(n)\ln7+\cdots
$ \mathrm{ord}_\bulletはp進付値 $ \ln nは$ \{k\in\R|\exists p\in\Bbb{P};k=\ln p\}を基底とする線型空間上にある?
線型空間に要求される演算が成立するかが肝か
$ \Bbb{V}=\{v\in\R_{\ge0}|\exists n\in\N;v=\ln n\}
$ \forall a,b\in \Bbb{V}\forall k,l\in\Z_{\ge0}について
$ ka+lb=\ln\left(\left(e^a\right)^k\left(e^b\right)^l\right)\in \Bbb{V}
$ \because e^a,e^b\in\N
加算とスカラー倍についてはちゃんと閉じているようだ
演算法則
交換法則も分配法則も結合法則も問題なさそう
単位元の存在
加算
$ 0\in \Bbb{V}
$ 0+a=a
スカラー倍
$ 1\in \Z_{\ge0}
$ 1\cdot a=a
(加算のみ)逆元の存在
しまった!逆元が存在しない!
逆元を許すには、台集合を$ \Bbb{Q}に拡張する必要がある……
$ \forall a\in\Bbb{Q}\setminus\{0\}\exists! q:\Bbb{P}\rightarrow\Z;|a|=\prod_{p\in\Bbb{P}}p^{q(p)}
もしかしたら自然数ではなく有理数で考えたほうが自然なのかも? $ qの値域が$ \Z全体になり、符号の制限がなくなる
これ成立したら面白いんだけどなーtakker.icon
たとえば2のn乗全体の集合は、上述した線型空間の部分空間となる
任意の自然数を$ a_0+a_1p+a_2p^2+\cdotsの無限級数で表す方法