混合土の供試体作製方法の質問リスト
カルシア改質土および鉄鋼スラグ混合土の供試体作製方法の推測とわからないことリスト
赤司有三先生に伺う
論文から推定される供試体作製手順
1. 材料準備
模擬浚渫土
材料:ベントナイト、豊浦砂など
模擬浚渫土の場合は、ベントナイト、豊浦砂などの所定材料を指定された配合比で計量し混合する
一般的な配合を使う例えば粒度の異なる浚渫土砂に対するセメント処理土の力学特性の違い
目標含水比になるように配合比を調節する
模擬浚渫土の練り混ぜにもハンドミキサーを使ったのか?takker.icon
実浚渫土砂は性状がすぐ変わってしまう&量に限りがあるので、安定した模擬浚渫土砂を作った
所定の配合で混合し、2週間静置
模擬浚渫土を2週間静置する目的は? takker.icon
おそらく含水比の均一化が目的
他に目的はある?
ベントナイトの膨張特性をおさめるため
用はなじませるということ
ベントナイト屋さんと話して、2週間が妥当だろうと話した
Study on the Cyclic Shear Performance of Waste Steel Slag Mixed Soil#6812be9a000000000085bc83では24時間静置していた
静置環境(温度・湿度など)の具体的な条件
管理方法は?
練り混ぜ水(人工海水)の量はどのように決定する? takker.icon
含水比の他にフロー値などの指標を用いている?
調整手順や基準は何を参照している?
材料の計量にはどのくらいの精度が求められる?takker.icon
小数点2桁くらいまで
固化材
種類:消石灰、製鋼スラグ、高炉セメントなど
製鋼スラグは粒度を調整する場合あり
細粒分と粗粒分をするなど
例えば/takker-books/4. 中間粒度を除いた製鋼スラグ混合土の三軸圧縮強度特性#680836100000000000c4bf8e
骨材
粒径・種類を目的に応じて選定
固化反応に影響しない骨材が使われることもある
NotebookLM.icon骨材の影響(粒度や混合率)を純粋に検討するために、骨材からのカルシウム溶出による固化土領域の強度変化を排除し、固化土領域の発現強度を一定にするため
練り混ぜ水
人工海水または海水
人工海水はどうやって作製する?takker.icon
これは東京理科大学 地盤工学研究室のフロック班に聞けばよさそう
フロー値や含水比に基づいて調整
カルシア改質土における骨材効果の評価を目的とした基礎的研究では次の人工海水を使っていた
table:表-2 人工海水の性状
pH 8.17
EC/(μS/cm) 27900
Ca/(mg/L) 390
Mg/(mg/L) 1300
Na/(mg/L) 12000
K/(mg/L) 420
Cl^-/(mg/L) 20000
SO4^2-/(mg/L) 2600
製鋼スラグと浚渫土を混合した粘り強い地盤材料の開発のほうは不明
モールド
一軸圧縮試験:φ100×H200(プラスチック)
CUB試験:φ150×H300またはφ300×H600(材質は明記なし)
ハンドミキサー
スクリュータイプが使用されることが多い
第7章 安定処理土の締固めをしない供試体作製ではスクリュー式ハンドミキサーや電動ミキサーなどが挙げられる
必要に応じて付着防止材やラップも用意する
2. 配合設計・計量
材料を配合に基づいて計量する
浚渫土砂、固化材、骨材、練り混ぜ水など
配合比:重量比や容積比で指定
含水比・フロー値などの基準に合わせて調整(基準不明)
試験計画に基づき、浚渫土、改質材、骨材の配合比率を決定します。
配合比は、重量比または容積比で設定
3. 混合
材料を均一に混合する
使用器具:スクリュー式ハンドミキサー
ハンドミキサーには具体的にどの製品を使ったのかtakker.icon
ハンドミキサーの速度は?
空気が混合されるけどそれは別にいいのか?
混合時間:約2分間(条件により調整)
時間の根拠がわからんtakker.icon
試験条件によって変えることはある?
材料の投入順序の決め方は?takker.icon
含水比の高い材料から順に投入することが多いらしいが
含水比の高い材料から順に投入すると均一に混合しやすいと推測
例えば「浚渫土砂→消石灰→骨材」の順とした理由は?
「海水→ベントナイト→豊浦珪砂→製鋼スラグ」のような順序は何を意識している?
投入順序は強度や均一性にどのような影響を与える?
推奨される混合順序はある?
均一性の確認方法は?takker.icon
見た目?物理的な試験?
均一性が供試体の品質に与える影響は?
混ぜ不足だと供試体のなにに影響を与えるのか
複数分けて密度などを計測すればいい
一度に混合する材料の総量は?takker.icon
供試体分だけ小さく作る?
一度にたくさんつくって、供試体を複数作る?
必要な分を毎回作るのか?
作り置きしたら性質が変わりそう
混ぜる容器の大きさは?takker.icon
金属ボウルを使っている?
4. モールド準備
必要なら付着防止処理を行う
第7章 安定処理土の締固めをしない供試体作製 6.2. 養生
モールドの内側にポリエチレンシートあるいは付着防止シートなどを密着防止用として使用してもよい.
スラリーとした場合,それをモールドに入れるのに,モールドの内側に付着防止シート(高分子フィルムなど)を敷き込み,
また,試験体作製時のスラリー状あるいは軟練り状の供試体をモールドに注ぎ込む場合にも,モールドの内側に付着防止シート(高分子フィルムなど)を敷いて型枠とする方法も有効である.
付着防止材の使用有無は不明
5. 充填・締固め
モールドに材料を充填
方法1:3層に分けてタッピング
カルシア改質土における骨材効果の評価を目的とした基礎的研究で採用
回数、加減(力)、層の厚さの基準は?
使用する器具は?
タッピングの具体的な強さや回数、空中落下以外の方法の有無
方法2:空中落下法で充填
製鋼スラグと浚渫土を混合した粘り強い地盤材料の開発で採用
落下高さはどのくらい?
高さの基準はどこ?混合土の界面 or 供試体底面?
材料を落とす位置や分量の目安はある?
1回にどのくらいの量を落とすの?
モールド内の界面までの距離など基準はある?
充填方法の使い分けが不明takker.icon
方法を選ぶ基準は?
各方法のメリット・デメリットは?
空隙の混入を防ぐ必要あり
タッピングの強さ・回数、落下高さなどは不明
層数の根拠は?takker.icon
モールドへの付着防止処理は行っている? takker.icon
JGS 0821では、モールド内面への付着防止シートの使用が推奨されてる
どんな材料(高分子シートなど)を使用している?
使っていない
くっついて壊れてしまうのを防止するためのシート
今回はそういうことがないのでとくに使っていない
昔はシートを巻いていたかも?
今はくっつかないのでもうやってないみたい
モールドの具体的な材質takker.icon
プラスチック以外も使用されるか?
締め固めの具体的な方法と程度takker.icon
空隙の混入で特別な注意点はあるかtakker.icon
6. 養生
モールドを密封
下面は不明
上面をラップで密封
所定条件で養生
温度:20℃前後
期間:7日、14日、28日 もしくは目標強度発現まで
湿度管理の有無は不明
恒温室で養生する
養生時のモールド下面の材質
恒温室内の金属テーブルで問題ない?
養生時の湿度管理は行っている?
している場合、湿度はどのように保っている?
恒温室以外の設備は使用されている?
養生温度の決定方法
養生期間の終了はどう判断する?
目標強度発現までの養生期間の判断基準
28日で固定せず、柔軟に変えているならその根拠は?
養生期間は最短でどれくらいか
7日間より短くすることは可能か
養生場所の振動は管理している?
振動をなるべく避けた場所で養生した?
もしそうなら、どのような場所を選定した or どうやって振動の少ない場所を作った?
7. 供試体サイズ調整
試験用途に応じて、供試体の端面を整形
実際に整形していたかは不明takker.icon
質問リスト
カルシア改質材として消石灰を使用した場合と、製鋼スラグを使用した場合で、供試体の作成手順に違いはあるか
養生に関する質問(手順6)
品質管理に関する質問(手順7)
供試体作製後の品質確認は行っている?
密度測定や非破壊検査などは実施している?
ばらつきの検出や対処方法は?
供試体サイズと仕様に関する質問
試験ごとの供試体サイズはどう決めている?
最大粒径との関係性は?
φ100×H200/φ150×H300/φ300×H600などの使い分け基準は?
JGS 0821では供試体直径/最大粒径がおおむね5まで許容されるとあったが、それに準拠しているのか?
7.3.1 適用範囲
試料の最大粒径については, JIS A 1216では規定されていないがJGS 0520 「土の三軸試験の供試体作製・設置方法」では、供試体の直径と試料の最大粒径の関係として, “供試体の直径は、試料の最大粒径20倍以上を標準とするが, 粒径幅の広い場合は5倍程度まで許容される”ことが示されている。
また JGS 0812 「安定処理土の静的締固めによる供試体作製」では、締固めの影響が少ないと思われる, モールド内径の約1/5 を試料の最大粒径として採用している。
上下端の整形(切削など)は行っている?
面の平滑性や高さ調整は必要とされる?
一軸圧縮試験と三軸圧縮試験とでの供試体作製方法に違いはあるか
カルシア改質土と製鋼スラグとで作製手順に違いはあるか?
撒き出し量
せん断面の拡大写真がもしあればほしい
骨材混合効果が見受けられるような写真があるといい
混合土の供試体作成方法の質問リストを作る (3本ver.)をベースにし直している
JGS規格を参照しているから、より正確
#2025-05-08 14:01:07
#2025-05-01 11:08:27
#2025-04-30 09:36:03
#2025-04-29 08:07:00