差分学の本比較
『差分学入門 : 情報化時代の微積分学』
レイアウトはすっきり
他と比べて、やや文字が細いような
初等函数の差分の解説はない
代わりに、他の本には載っていないような函数の差分和分が、演習問題や研究課題として取り上げられている
演習問題に、研究レベルの問題が非常に多い
新しい記号を導入するなど、内容は一番豊富で高度
内容を詳しく見て初めて気づいたが、明らかに内容が入門書のたぐいじゃないtakker.icon
ほかの本で差分方程式の概略を一通り掴んでからでないとほとんど読めない
これを差分学の学習に使おうと思ったが、まずは他の本から入るべきだな
『差分方程式入門 POD版 (数学ライブラリー 10)』
印字が見にくい
印刷機の問題だろうか?
差分間隔を一般化して議論している
不等間隔差分商も考慮している
問題量は豊富
『自然科学・工学のための差分方程式序説』
同じく問題量が豊富
字体が見やすい
行間もゆとりがある
差分間隔は1のみ考えている
『差分と和分 (数学ワンポイント双書 37)』
解説書の性格が強い
問題数は少ない
内容
階乗べきを後ろの章に回している
差分間隔は1で固定している
『差分方程式入門 POD版 (数学ライブラリー 10)』と『自然科学・工学のための差分方程式序説』は内容が似通っている
#2022-08-18 18:40:41