『一般ゲージ理論と共変解析力学』
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ISBN-13 9784768705438
本書は、(質点系の)解析力学の基礎と特殊相対論の基礎を修得している読者を対象に、一般ゲージ理論の入門を微分形式を駆使しながら行うことを目的とする。 と意気投合した二人の著者が「内山の一般ゲージ理論+共変解析力学」によって「一般ゲージ場の原理からの基本方程式導出」に焦点を絞る構成でまとめたのが本書である。 本書が、高度なゲージ理論への入門の一助となれば幸いである。(本書「まえがき」より抜粋)
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目次
第 0 章 本書について
0.1 ゲージ理論について
0.2 微分形式と共変解析力学について
0.3 本書の構成について
0.4 本書についてのいくつかの注意
第 1 部 場の古典論
第 1 章 質点系のラグランジュ形式
1.1 オイラー・ラグランジュ方程式
1.2 オイラー・ラグランジュ方程式の共変性
1.3 自由粒子のラグランジアン
1.4 質点と重力場との相互作用
1.5 質点と電磁場との相互作用
第 2 章 一般相対論の原理
2.1 特殊相対論の原理
2.2 一般相対論の諸原理
2.3 計量の導入
2.4 光線の運動方程式
2.5 局所慣性系と局所ローレンツ系との一致
2.6 自由粒子の方程式と弱い等価原理
2.7 諸原理についてのコメント
第 3 章 テンソル解析
3.1 テンソル
3.2 共変微分
3.3 平行移動
3.4 曲率テンソル
3.5 計量テンソル
3.6 接続を計量で表す
3.7 微分形式
3.8 多脚場とスピン接続
3.9 コメント
3.A 計算についての補足
第 4 章 場の古典論の概要とゲージ原理
4.1 物質場とゲージ場
4.2 場のオイラー・ラグランジュ方程式
4.3 電磁場
4.4 重力場
4.5 ゲージ原理
第 5 章 電磁場
5.1 質点と電磁場との結合
5.2 電磁場, 電磁場の強さの成分
5.3 電磁場のラグランジアン密度
5.4 マクスウェル方程式
5.5 微分形式での記述
第 6 章 微分形式の微分形式による微分とその応用
6.2 微分形式でのオイラー・ラグランジュ方程式の導出
6.3 電磁場への応用
第 7 章 複素スカラー場
7.1 自由な複素スカラー場
7.2 複素スカラー場と電磁場との結合
第 8 章 ゲージ場
8.1 電磁場とアフィン接続との類似
8.2 非可換ゲージ場の導入
8.3 ゲージ場の変換則
8.4 ゲージ場の曲率
8.5 平行移動による解釈
8.6 ゲージ場の運動方程式
8.7 曲率の共変微分
8.8 微分形式での記述
8.9 ゲージ場の再定義
8.A 計算についての補足
第 9 章 重力場
9.1 重力場のラグランジアン密度
9.2 アインシュタイン方程式
9.3 アインシュタイン定数の決定
9.4 微分形式による記述:準備
9.5 微分形式によるアインシュタイン方程式の導出
9.A 補足
第 10 章 ディラック場
10.1 ガンマ行列とローレンツ変換
10.2 自由なディラック場
10.3 ディラック場と電磁場との結合
10.4 強い相互作用
10.5 微分形式での記述
第 11 章 ゲージ場としての重力場
11.1 公式
11.2 ディラック場と重力との結合
11.3 重力場の方程式
11.4 捩率について
11.5 重力場の方程式:捩率なしの要請をした場合
11.6 1 階形式
11.A 重力場のラグランジアン形式の書き換え
第 2 部 共変解析力学
12.1 質点系の正準形式
12.2 場の従来の正準形式
第 13 章 共変解析力学:導入
13.1 場の従来の正準形式の問題点
13.2 歴史
13.3 一般論
13.4 電磁場
13.5 非可換ゲージ場
13.6 複素スカラー場
13.7 質点系
第 14 章 重力場の共変解析力学
14.1 公式
14.2 準備
14.3 共役形式 πa での変分
14.4 フレーム形式 θa での変分
14.5 正準方程式
14.6 1 階形式
14.A (14.4.24) の証明
第 15 章 共変解析力学の展開
15.1 ポアソン括弧
15.2 変換の生成子
15.3 拘束系への適用
15.A Covariant Hamiltonian approach
第 16 章 不変変分論
16.2 質点系の Noether の定理の応用
16.3 場の不変変分論:一般論
16.6 Noether の第 2 定理の性質
16.7 Noether の第 1 定理の応用
16.8 Noether の第 2 定理の応用
16.A Noether の第 2 定理の応用:その 2
第 17 章 内山龍雄の一般ゲージ場論
17.1 ゲージ場の導入
17.2 ラグランジアン密度の形:Noether の第 2 定理の応用
17.3 ゲージ場の運動方程式
第 18 章 初期のゲージ理論
18.2 ゲージ原理への発展
18.5 いくつかのコメント
第 4 部 第 1, 2, 3 部への付録
第 A 章 線形リー群
A.1 線形リー群とリー代数
A.2 随伴表現
A.3 構造定数の完全反対称性
A.4 ゲージ場の変換則
第 B 章 テンソル解析への補足
B.1 局所ローレンツ系の設定
B.2 行列式の微分
B.3 反対称共変テンソルの微分
B.4 余微分の計算
B.5 ダランベルシアン
B.6 曲率の対称性
B.7 ビアンキ恒等式
B.8 擬テンソル Eµ1···µn
B.9 デルタ関数
B.10 真の重力の有無
第 C 章 場のオイラー・ラグランジュ方程式の共変性
第 D 章 フレーム形式の公式集
D.1 公式集
D.2 証明
第 E 章 ピン群
E.1 O(p, q) 群
E.2 ピン群
E.3 群 P
第 F 章 ディラック場の共変解析力学
第 G 章 エネルギー・運動量保存則
G.1 全系のエネルギー・運動量保存則
G.2 「物質」系のエネルギー・運動量保存則
第 5 部 さらなる補足
H.1 ミンコフスキー時空とポアンカレ変換
H.2 ポアンカレ群とローレンツ群
H.3 回転群の表現
H.4 ローレンツ群の表現
文献紹介
あとがき
索引