H1-2022F
table:basic information
Course title 水理学1
Schedule 2022年度 前期 火曜2限
Course credits 2.0
Course code 9976506
Descriptions
河川や海岸、上下水道等の「水」の運動を理解するのに必要な基礎知識である水理学について、講義形式で授業を行う。また、2回の授業内試験で(8回目、14回目)で、到達目標の達成度を確認する。
本年度はブレンド型で授業を行うが授業内試験も含めて、コロナウィルス感染状況によっては適宜変更する可能性があることに留意されたい。
Objectives
河川や海岸、上下水道等を管理・計画・設計するためには、水理学に関する基礎知識を備える必要がある。そこで、水の運動に関する基礎知識(静水圧、ベルヌイの定理、運動量保存則、流体の運動方程式)を学習し、基本的な問題を解けるようになることを目的とする。また、水理に関わる土木事業の計画・設計・管理においても倫理観も重要であることから、これに関する技術者倫理についても考える。
Outcomes
1. 流れの運動に関する取り扱い方を説明でき、水理学で扱う次元や単位を説明できる。
2. 静水圧に関わる式を導出でき、それにより、静水圧分布や浮体に働く力、浮体の安定性等を計算できる。
3. 流体運動のエネルギー保存則を導出でき、それにより水槽や管路内における流速や圧力、流量の変化等を計算できる。
4. 運動量保存則を導出でき、管路や流体中の物体に作用する力を計算できる。
5. 流体の基礎方程式を導出・説明でき、かつ計算できる。
上記1~5の内容に関する試験において、教員が定める合格最低点以上の点を取得することをもって、到達目標の達成と判断する。
※土木工学科が定める学習・教育目標との関連
上記[到達目標] は、下記の主として関連する学習・教育目標に基づいている。
主として関連する学習・教育目標:
目標(B) 土木工学のすべての主要専門分野(構造・材料、地盤、水理、環境・情報、計画)の基礎知識を習得するとともに、応用できるようになる。
他の関連する学習・教育目標:
目標(D) 土木技術が自然・社会に及ぼす影響・効果を理解し、その社会的役割と責任を認識し、技術者倫理に基づいて判断できるようになる。
Course notes prerequisites
1. 本授業は反転授業である。予習していない場合は授業への参加を認めない。予習の有無は授業開始時に行う講義ノートチェックで判断する。
2. 水理学演習1を併せて履修する、もしくは当該単位を習得していない場合は特別な事情がない限り本授業を履修できない。
3. 1年次科目の微分積分1、2の知識を前提として講義を進める。単位未習得者、理解度に自信がない学生は予習動画を視聴した後、関連する数学知識を復習し授業にのぞむこと。
4. 教科書を毎回持参すること。
本授業で入手した全ての資料・テキストを、教員の許可なくインターネットで公開する行為はいかなる理由があろうと禁止する。発覚した場合は、著作権侵害等の違法行為となり、厳格に処分されるので十分に留意すること。
Preparation and review
準備学習:講義動画を視聴し、その内容を各自でまとめ講義ノートを作成してくること。
復習:各回の講義内容を十分に復習し、教科書の演習問題を解くこと。
Evaluation
到達度試験89点(中間 44%、期末 45%)
予習点 11点
予習点は事前学習で作成する講義ノートを点数化する。各回の講義開始時にチェックし、次のように採点する。
予習動画の内容を余すことなくまとめている:2点
予習動画の内容を1/2から2/3程度しか含めていない:1点
予習動画の内容を半分以下しか含めていない:0点
上記合計点を11点満点に換算する。
【フィードバックの方法】
模範回答は試験の翌週の講義で解説する。
Materials
Plan