「21世紀の資本」は(21世紀の)「資本論」という意味だったのかも
「21世紀の資本」は(21世紀の)「資本論」という意味だったのかも
仏) Le Capital au XXIe siècle
英) Capital in the Twenty-First Century
独) Das Kapital: Kritik der politischen Oekonomie
仏) Le Capital: Critique de l'économie politique
英) Capital: Critique of Political Economy
資本論: 経済学批判
資本論について
『資本論』は3巻構成。日経BPクラシックスでは、マルクスの生前の1867年4月に刊行された第1巻を4分冊に分けて刊行する。第1分冊は、アルチュセールなど名うての『資本論』読みのプロが「最初は飛ばしたほうがいい」とアドバイスしている超難解な価値形態論を説明した第1章を含む。 1冊2,200円(税込み)が4冊
トマ・ピケティに、21世紀のための「資本論」を書いたのだ、という自負があったかどうか しかし、ピケティは『ニュー・リパブリック』誌とのインタビューにおいて、『資本論』は難解であまり影響を受けていないと述べており
ピケティは膨大な税務統計を集めて、それを加工・分析し、200年というスケールで具体的な数値を大量に用いてに不平等の実態を明らかにしました。そこが観念論的なマルクスとは大きな違いです。ピケティ自身、インタビューのなかで「マルクスとはまったく違う。彼の資本論(『Das Kapital』)は難解きわまりなく、私は真面目に読んだことがない。まったく彼の影響を受けていない」とはっきり述べています。 ただし、ピケティは著作のなかで『資本論』を引用しており、この発言はアメリカにおける批判に対する自己防衛に過ぎないとの指摘もある
トマ・ピケティは20世紀の初め(つまり第一次世界大戦前に)に、20世紀の経済を見通すことは困難だったろう、と言いつつ自分の著作には「21世紀の資本(論)」と名づけたことを自嘲してるけど、この分量を見ればイヤイヤ自信満々でしょ、とか思う
「はじめに」を読んでの感想です
でもまあ実際のところ、作者にどういう意図があったのか、とかどうでも良くって、自分がそこからなにを読み取るのか、というのが大事