ポイエティークとはなにか
原題(仏語): L'Invention du Quotidien
英訳: The Invention of the Everyday
直訳: 日常の発明
Invention には「発明」よりもうちょっと広い意味がありそう
邦題: 日常的実践のポイエティーク
原題と邦題がかけ離れている。意図がある。どんな?
ポイエティークとは?
フランスの詩人ポール・ヴァレリーの用語。ヴァレリーは作詩を一貫して変らぬ学問としての美学 esthétiqueと制作のさまざまな契機を研究対象とする「制作学」 poïétique とに解体することを提唱した。 古来「詩学」のうちにのみ生かされてきたギリシア語 poiēsisは,かくてその本来的な意味を回復したわけである。 仏語: poïétique
英語: poietic
直訳: 詩的、詩のような、
全然意味が違うっぽい
作詩を、美学 esthétiqueと制作学 poïétique とに解体 作詞は 仏語で Poésie 英語で Poetry
1 poems in general, or the art of writing them
1937年パリで開かれた第2回国際美学芸術学会議に招かれたバレリーは、「美学についての講演」と題する開会講演を行った。その結びの部分において、過去の美学の業績が二つの群に大別されることを指摘した彼は、一方を感覚 sensations の研究としての「感性学」とよび、他方を作品の産出の研究としての「制作学」とよんだ。感性学 esthésique という名称が esthétique (美学)という名詞に基づくものであるのと同じく、制作学 poïétique という名称は poétique (詩学)という語を、その語源的意味に力点を置きつつ用いたものである。