ナザレのイエス
from 2018/09
『新約聖書 本文の訳』(作品社) - 著者: - 橋爪 大三郎による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
田川氏は新約聖書の、ギリシャ語にこだわる。後世の加筆はもちろん、初期教会の信仰が膨らませた記述もそぎ落とし、ナザレのイエスの、人間としてのあるがままを見据える。イエスを「神の子」に祀(まつ)りあげるのは偶像崇拝ではないか。こう考える田川氏の聖書の本文解釈は、徹底して科学的である。
訳語もあえて、直訳を選択する。著者らは必ずしもギリシャ語が上手でなかった。たとえばマルコは、「そして」で文を繋(つな)いでいく。ヘブライ語の語法そのままである。これを流暢(りゅうちょう)に訳しすぎると、誤訳を誘発する。素朴なままがよいのだ。
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ナザレのイエス - Wikipedia
史的イエスとは、イエスについてキリスト教信仰の観点とは無関係に、史料批判など歴史学的な手法を用いて探究される歴史上の人物像のことである。
「孔子伝」、その最初で、粉飾されていない実在の孔子、つまり聖人ではない孔子、を捉えようとしていて、歴史的イエス研究での「ナザレのイエス」と同じところを出発点としている。「論語」ってまさしく「断片的なもの」で、それは、孔子自身が書いたわけではなく、後世になってから編纂され、しかも長い期間いろいろな人の手が入ったのが理由で、本当にとりとめがない。とりとめがないんだけど、「孔子伝」を読むとそのとりとめがない「論語」がみずみずしく見えるようになってくるから不思議。 http://copyanddestroy.hatenablog.com/entry/2017/03/01/150738
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