注意障害への対応
同時に複数の指示をしないようにします。
ひとつづつならできることでも、
いっしょに指示されると混乱して
優先順位をつけられないため
結局はとりかかることができなくなります。
ことばがけをして、
注意すべきポイントをわかりやすく示す
工夫をします。
雑音や他の人の会話や動き、作業と関係ない道具などが見えるところにないような気が散らない環境づくりを行います。
情緒的安定を図り、
落ち着つける環境作りを心がけます。
意識が戻り始めたばかりの時期には、
個室で決まった人が対応するようにしたり、
静かな環境で過剰な刺激を制限する(不要なものを隠すなど)
とよい。
短時間で完成できたり、
あまり考えなくてすむような視覚探索課題(同じ図形や文字を探す、間違い探しなど)や
簡単な聞き取り課題(単語や数字を書くなど)を
用意する。
また、訓練時間を短くして休憩を入れたり、環境の刺激を少なくするなど、環境を調整するとよい。
注意は続くようになったが、簡単な判断や選択でミスがでる場合は
多くの刺激からターゲットを探すシークパズルや
リストをチェックしながら完成するようなワードパズル、 などを繰り返し行なう。
また聞く注意の選択的な課題(条件にあう数字や単語を書き取る)を行なう。
同時にいくつかのことに注意するのが難しい場合は
ナンバープレイスや計算暗号クイズのような同時にいくつかに注意しないと答えが完成しないパズルや
応用的な課題(パソコンなど)を
実施する。