因果ループ図
これには、
2つの変数が逆の動きをする(Oppposite:O)
の2つの性質が準備されている。 この関係を使うと、変数の間の関係を表現することできる。
もう一つの性質の表現はそのループが
平衡ループ(B)
拡張ループ(R)
なのかという表現である。 平衡ループは変化を現象させる方向、つまり、システムを安定させる方向に作用するループである。
例えば、上の図では、投入要員数を増やしていけばいずれは遅れはなくなる(あるいは一定の値に落ち着く)。 こういう因果関係がある。
一方の拡張ループは一方向の変化をより大きくするものである。
工程の遅れが大きくなるとそのフォローで追われて生産性は下がる。
生産性が下がるとさらに工程の遅れは大きくなる。
この関係は永遠に続く。
因果ループ図に含まれる変数はいくつでも構わない。
このように因果ループ図を書くことにより、パターンを明確にし、構造を明確にすることができる。 例えば、要素Aが原因で、要素Bが結果ならば、A→Bのように表記します。
変数
矢印
遅れ
ループ