ソフトウェアフレームワーク
フレームワークは、一般的には「枠組み」「構造」「体制」といった意味だが、IT業界ではソフトウェア開発業務においてよく使うライブラリやテンプレート集、作業手順書など、作業を効率化させるために共通して使われるさまざまな枠組みのことを言う。 単に開発の手間を減らすだけでなく、大規模な開発業務の場合はプログラムの品質を一定に保ち、また後の保守業務を行いやすくするためにも、一定の枠組みを用意するソフトウェアフレームワークが必要となってくる。
ソフトウェアフレームワークは、開発する側が自ら 構築する 場合もあるが、.NET Fameworkや、各種のJavaフレームワークなどベンダーによって有償・無償で提供されているものもある。 ■ メリット
共通して使われる機能をパッケージングしてモジュール化されたものを利用することにより、開発時間を短縮させる
フレームワークが提供する作法に従って開発することにより、品質を均一化させ開発スピードを速める
複数のプロジェクトにおいて共通のフレームワークを使用することにより、開発者の学習コストを削減できる
運用、保守時においても、共通のルールを学びさえすれば、当事者でなくともメンテナンスできる
■ デメリット
フレームワーク自体を習得するのに大きなコストがかかる
便利な機能と引き換えに開発者にいろいろな制限を強いることが多い
Jini