サラミ戦術
なしくずしに目的を達すること
孫子の兵法の概念。
敵の大群をそのまままとめて相手にはせず、その一部分一部分をひとつひとつ破ることで、最終的に敵全体を撃破する、というやりかたをこう言う。
1人の人間が数人~数十人の集団を相手にする場合にひとりひとり順番に片づけてゆく戦法も「各個撃破」と言う。
宮本武蔵もこの手法で吉岡一門(吉岡道場の者たち)を破った、という記録が残っている。
やられる側の、戦術に気付かないうかつな心理状態を指摘する表現。
なおやられている側がそれなりに気付いていて、じわじわと苦しめられている状態を日本語では「真綿(まわた)で首を絞められるようにして」と表現する。
フット・イン・ザ・ドア(英語版) - 少しずつ要求していく交渉戦術
サラミ戦術と同様の手法が登場するポルトガルの民話