PDCAサイクル
PDCAサイクルとは、計画(Plan)を実行（Do）し、評価（Check）して改善（Act）に結びつけ、その結果を次の計画に活かすプロセスのことです。 欧米ではこの考え方を体系化したデミング博士（Dr. W. Edwards Deming）の名前をとって、デミングサイクルとも呼ばれています。
PとDはどんな仕事でも実行される。
誰だって、ある程度の計画を立ててから仕事を実施するはずである。
しかし、近年、人員削減により仕事をこなすのが精一杯という状況が多くなったため、CとAが実行されないことが多くなってきている。
そうすると、仕事の効率化が進まず、ますます仕事が増えるという悪循環に陥る。
CとAに関しては、仕事を行う各個人が行うことも重要だが、それ以上に組織体制や上司の判断の方が重要になる。 改善提案制度やQC活動などは、管理のサイクルの「CとAの質を向上させるため」のものである。
Plan → 計画立案・検討
計画とは、目標をたててそれを実現するための方法を決めることです。
これが不適切ですと、その結果も不適切なものになってしまいます。
情報システムは計算処理を迅速に行なうので、人間は考えることに集中できます。 多様なケースについて検討できますので、より優れた計画を作成することができます。
また、ネットワークを通して関係者が意見を交換することも容易になりますし、インターネットにより外部の情報を収集するのも容易になります。
Do → 業務の効率化
計画は実施されなければ意味がありません。 しかも、効果的・効率的に行う必要があります。
オフィス業務では売上や経理など大量データの処理があります。
そのような画一的で繰り返しが多い業務は、コンピュータにさせたほうが迅速で正確ですし安上がりですし、それにより社員を人間でないとできない創造的な業務につかせることができます。
Check → 状況の把握
計画通りに実施されているかどうかを常に把握する必要があります。 計画と活動の差異を把握することを予実管理（予算と実績の意味）ともいいます。
たとえば、売上の状況や資金の状況を把握することは経営で重要なことですが、翌月のなかばにならないと月末集計が出てこないというのでは困ります。 情報システムを用いることにより、毎日の状況が翌朝までに報告できるようになります。 Action → 調整・改善
状況把握の結果、計画が達成できないようなあれば、なんらかの対策をとる必要があります。
それにはまず計画と実績の差異分析をして、原因を明確にする必要があります。
また、計画が達成できるようなら、さらに目標を高くするとか、次の目標を考えるといったことも必要になります。 情報技術を用いることにより、データを多角的に分析することが簡単に迅速にできれば、原因の調査も短時間に行ない迅速な対策をとることができます。
さらに、将来の予測まで行なうことにより、問題を事前に回避することもできます。
https://plantuml-proxy.vercel.app/svg/https://scrapbox.io/api/code/suto3/PDCAサイクル/pdca08.pu#.svg
code:pdca08.pu
@startdot
digraph pdca {
label="PDCAサイクル";
s1 -> s2 -> s3;
s3 -> s4 -> s1;
{rank = same; s2; s4;}
}
@enddot
code:d3.js
var dots = [
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Plan";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Plan" -> "Do";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Plan" -> "Do" -> "Check"',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Plan" -> "Do" -> "Check" -> "Action";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Plan" -> "Do" -> "Check" -> "Action";',
' "Action" -> "Plan";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Do" -> "Check" -> "Action";',
' "Action" -> "Plan";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Check" -> "Action";',
' "Action" -> "Plan";',
'}'
],
[
'digraph pdca_diagram {',
' "Action" -> "Plan";',
'}'
],
]
code:d3.js
var dotIndex = 0;
var graphviz = d3.select("#graph").graphviz()
.transition(function () {
return d3.transition("main")
.ease(d3.easeLinear)
.delay(500)
.duration(1500);
})
.logEvents(true)
.on("initEnd", render)
function render() {
var dot = dotLines.join('');
graphviz
.renderDot(dot)
.on("end", function () {
dotIndex = (dotIndex + 1) % dots.length;
render();
});
}