セントパンクラス周辺
https://gyazo.com/68f8a958b5b397d2bc4f5cda5cadd52c
美しい公園と大英博物館、そして倫敦大学、法学院などの点在する、知識人や学生の多く住む街です。学生相手の下宿屋も多く、古本屋なども多い地域です。また北西部にあるリージェントパークは倫敦最大の公園です。その西に広がる新興住宅地はモダンな雰囲気を漂わせています。
▼この地域に含まれる地区
ブルームズベリー地区
セントパンクラス地区
メアリルボーン地区
イズリントン地区
▼この地域のキーキャラクター
・オーガスタス・ホーキンス
▼この地域のホットスポット
・輝月堂
・セントパンクラス駅
ブルームズベリー(地区)
18世紀・ジョージ王朝時代に飛躍的な発展を遂げた住宅街で、ラッセル広場、ベドフォード広場といった美しい公園のある落ち着いた街です。ブルームズベリーは大英博物館、倫敦大学などがある知識人の街として知られ、ヴァネッサ・ベルやヴァージニア・ウルフらがグルームズベリー・グループと呼ばれる知識人集団を結成した所です。また、日本人の留学生もこの街を拠点にしていました。
セントパンクラス(地区)
元々はスラムでしたが、駅を作る関係から整備された地区です。今では多くの乗降客相手のホテルがあり、また夜になると売春婦などが集まる地域になっています。
リージェント・パーク(公園)
倫敦最大の公園で、約190万平方メートルの広さを誇ります。1812年に、王室の狩場を、ナッシュという人が庭園として整備したものです。この公園の一角には、倫敦動物園があります。この動物園は、1812年に開園し、現在まで続いています。
倫敦動物園(施設)
1867年に倫敦動物学協会の手によって建設された動物園です。野生動物や鳥類、爬虫類の収集では世界一の規模を誇っており、行楽地として人気があります。ラクダやキリンの檻は倫敦塔から持ってきた物です。
マダムタッソー蝋人形館
この臘人形館は、倫敦で安定した人気を保っている見世物です。ここでは歴史上の有名人や名場面を、臘人形で展示してあります。入場料は1シリングでした。またこの臘人形館には、「恐怖の部屋」と呼ばれる場所があり、犯罪がらみの恐怖の場面(断頭台や電気椅子、絞首刑など)を展示しています。この部屋に入るためには、追加料金として、さらに6ペンスが必要です。また、この追加料金を出し惜しむ客は、ほとんどいませんでした。
大英博物館
倫敦で最も重要な博物館といえば、大英博物館のことを指しているといえるでしょう。グレートラッセルストリートにある大英博物館は、著名な医師、ハンス・スローンが収集した4万冊余の図書、3万2千枚の貨幣、2千余種の植物、鉱物、動物等の標本などのコレクションをもとに1759年に開館されました。現在の建物になったのは1858年のことで、正面にはギリシャ風の破風と大円柱の立ち並ぶ、古代ギリシャの神殿を思わせる造りをしています。
またこの博物館に併設されている図書館は1857年に完成した巨大な円形ドーム型の建物で、周囲の棚は130万冊の本で、ぎっしりと埋めつくされています。
この博物館には「ロゼッタストーン」をはじめとして、値のつけられない宝物が、めいっぱい詰まっているといっても良いでしょう。
倫敦大学
いくつものカレッジからなる総合大学です。実際には倫敦大学自体は教育機関ではなく、審査ならびに学位授与機関として働いています。教育自体は各カレッジに任されているのです。
セントパンクラス駅
https://gyazo.com/d3d5c72cbe53329141792020b122c6d3
ミッドランド鉄道の駅で、イングランド中部(ノッティンガムなど)に向けての列車が発着しています。1863年にW・E・バーロウとR・M・オーディシュの設計で建てられた高さ30m、幅72m、鉄骨とガラス張りの大建築で、ヴィクトリア朝建築の精華とも言える駅舎を誇っています。併設されたセント・パンクラス・ホテルは250の客室を持ち、倫敦で一番豪華で行き届いたホテルだと評判です。
キングズクロス駅
グレート・ノーザン鉄道の駅で、イングランド中部からスコットランド北部(ニューキャッスル、ヨーク、エディンバラ、リーズ、ケンブリッジなど)に向けての列車が、1日に250本以上も発着しています。駅舎正面の煉瓦造りの大アーチが特徴的なこの駅舎は、1851年にレーヴィス・キュービットが設計した物です。
また、この駅には一般の人には立ち入ることすらできない特殊なプラットホームがあるという噂があります。
ユーストン駅
倫敦&ノースウエスタン鉄道の駅で、倫敦では最古の駅舎です。この駅からは北ウェールズやスコットランド中部、北部(マンチェスター、リヴァプール、グラスゴーなど)に向けての列車が発着しています。見事な出札室と、それに釣り合いが取れないお粗末な待合室で知られています。
ベーカーストリート
https://gyazo.com/436d31952e718061eea0c253faac81f3
ベーカーストリートは、全世界的に有名な、ある一人の人物によって、広く世に知られている通りです。その人物とは−いうまでもないでしょうが−シャーロック・ホームズ氏です。彼の住所は「ベーカーストリート221B」です。個人の住所としては最も有名なものででしょう。ベーカーストリート自体は、リージェントストリートへの近道として比較的交通量の多い道路でした。また、この通りにはマダム・タッソー臘人形館がありましたが、1884年にマリルボーン(ベーカーストリートに交差する通りの一つ)に移転しました。
ハムステッド・ヒース
この地域よりさらに北には豊かな自然が広がっています。240エーカーもある自然豊かな草原で、倫敦で最も美しい自然の観光地です。休日ともなれば、倫敦市民がピクニックに訪れたりします。この地にはアッパーフラスク、ブル・アンド・ブッシュ、スパニヤーズといった歴史あるインが数多くあります。
▼ホットスポット