本質的に複雑な事柄が敬遠される
Twitterであった気がするんだが
もっというと千葉さんの
そうだ、圧力だ
たとえば新規事業Aを始めるとする
メンバーの認識があやふやだから概念と用語を定義しようと考える
これら概念を文章でちゃんと書いてから議論したいんだが
通じない
読んでもらえない
書いてもくれない
みんな「長すぎる」
sta.iconもちろん僕が冗長なケースもあるけど
そもそも本質的に長文を用意しないと理解に至れない事柄だってある
ちゃんと言語化・提議しようとしたらどうしても長くなる
敬遠されるので辛い、仕事にならない
Q: じゃあ皆はどうしている?
パワポでハイコンテキストなビジュアル資料をつくってる
Q: ハイコンテキストパワポの何が問題?
二つある
1 初学者がハイコンテキストについていけず、キャッチアップに(無駄に)時間がかかる
一年以上続いてる開発PJに新たに参加するケース
2 本質的に複雑な事柄を扱えず、高度な仕事を達成できない
達成まで至れず「できたところが成果」という「仕事した気になってる」に終始してしまう
1について
ドキュメントやコードはあるが、使われている言葉や概念を理解できない
何をしているかはわかるが、なぜそんなことをしているのかがわからない
コードコメントがない、という問題ではなく、あったとしてもわからない
つまりハイコンテキストを言語化できてない
加えて「わかる人」は既に忙しい&言語化は好きじゃないタイプが多い
ハイコンテキストを理解するには、以下のいずれかになる
自分で頑張ってたどり着く(精神論)
「わかる人」から引き出すゲー(機嫌損ねないようおうかがいを立てる)
考えられる反論
Q: 心理的安全性がない(気さくに雑談しあえるほど馴染めてない)だけでは? ありえる
でも小さな組織でもない限り、担保するの無理でしょ
学校のクラスで全員と仲良くできるわけではないのと一緒
Q: 頑張ってたどり着けるほどインプットするべきでは?
これは一理ある
開発は本質的に高度で、ちゃんとインプットするべきだから
僕はせっかちなので「できるだけ早くたどり着きたい」「相手の努力不足でたどり着けないのはむかつく」と捉えてしまう……
2について
皆は「自分達が知っている知識レベル」前提でハイコンテキストでコミュニケーションしようとする
でも本質的に高度な事柄(ここでの例は新規事業)では、それじゃ通じない
ちゃんとその事柄の知識や考え方をインプットしなきゃいけない
自分たちでゼロからつくるから、ちゃんと概念つくって体系化していかないといけない
当然ながら難しいことで、テキトーなやり方ではまず及べない
sta.iconまあ色んな事情もあるんだよな
主に「時間やコストや予算がない」だが
たとえば管理職クラス一人分をnヶ月丸々確保することすらできない
上もそこまで投資しない