マイクロスコープ
これから書いてゆくのは、『マイクロスコープ』というTRPGのリプレイです。これは歴史そのものを作ってゆくアドリブ主体のTRPGで、ゲームマスター役はおらず、それどころか自キャラさえありません。しかしロールプレイはあります。
(註:ゲームタイトル、『マイクロスコープ』は顕微鏡という意味で、歴史の特定の部分を拡大して眺めることを示しています。レンズ、焦点、という用語もそこから来ています。)
misc
このゲームでは基本的に先に言われたものに優先権があります。なのですでに出た設定と矛盾しないようにして下さい
First Pass
このゲームには、時代、事件、場面、という三つの要素があります。しかし第一順目は、時代か事件のどちらかを置きます、場面は使いません
プレイ本編
そして本編のプレイですが、先程の時代と事件に加えて、場面というものが加わります。場面ではロールプレイが発生します。事件が時代の中に起こるように、場面は事件の中に起こります。事件には簡潔な説明がついていますが、具体的にどういう出来事だったのかが場面で決まるわけです」
場面がわかりにくいなsta.icon
「では場面の進行を説明します。場面を作った人は、疑問点、舞台、登場人物を決めます。まず、このゲームの場面は、何かの疑問を解決するために行なわれます。なので、場面を作った人は、その疑問が何なのかを決めて下さい。そして、その疑問が解決すれば、場面はそこで終わります」
「なるほど、ではこの場面での疑問は、「無垢のレムリア人家族は、取り囲む狂気にかられた民衆から無事逃げられるのか」とします」
「OKです。引き続いて、この場面がどういう舞台で行なわれているのか決めて下さい」
で、疑問と舞台と人物決めた後に、各プレイヤーが人物選んでロールプレイする
自分がロールプレイする人物を選んで下さい。プレイヤーは三人いますが、提示された登場人物は二人なので、それ以外を選ぶこともできます」
「はい、この三人は、この場面での疑問点についてどういう意見を持っていますか?」……「鋤を持った男は、こいつら報いを受けさせてやる、と思ってます」「救世手は無事に収めたいと思ってます」「男の子は逃げたいです」…… 「はい、ではロールプレイを始めて下さい。アドリブ系のTRPGにはよくありますが、自分の役だけじゃなくってモブなんかも随時やってよいです」
始まるロールプレイ
(いきなりのロールプレイに各プレイヤー困惑)
「……んんー、じゃあ、回りを取り巻いているモブの一人が、『そいつらは不吉なんだ! そいつらがいると火山が噴火するんだ!』と叫びます」
「では、鋤を持った男は、この野郎、という感じでぐぐっと迫ります」
……
「鋤の男が、いまいましげに鋤を下ろして、『行っちまえ!』と」
「救世手は悲しげに首を振って振り返り、『皆さん、聞いた通りです。荷物をまとめるとしましょう……』」
「はい。家族は生き延びましたね。疑問が解決したので場面終了です」
時代
事件
場面
疑問点
舞台
登場人物
issac.iconさんの解説がわかりやすい
.
時代1
時代2
……
時代n
時代のリストがあって、「じゃあ俺は時代2を肉付けするわ」みたいな感じで行き来できる
時代という小さな単位に自由にフォーカス当てる(スコープ)ことからこの名前っぽい?
さらにenhanceされてたsta.icon*2
https://gyazo.com/8b38753177d3c01a894e9c15216aa78f
時代
出来事
場面
---
なるほど、「事件」より「出来事」のがわかりやすいsta.icon
場面は「なぜ~~」という形で書いている
with 井戸端
雑談しながらできるから面白いな
しばらくお待ち下さい
草issac.icon
みんなの興奮が文字から伝わってきて楽しそうだ
心理的安全性もあるらしい
元々マイクロスコープがそういうルールになってる
他人のつくったものは(禁止条件になければ)何でも受け入れられる
つなげたくなければスルーすればいい
ふとしたときに誰かがつなげてくれる