ToDD(トピック駆動開発)
sta.iconが整備しているアジャイル開発手法の一つ
特徴は、
非同期なテキストコミュニケーションで回るようにしている
対面、同期、音声会議など拘束の強いコミュニケーションを廃している
チャットなどフロー型コミュニケーションを廃している
Scrapboxのようなフロック型ツールを使う
(今のところsta.iconの脳内ではScrapboxをイメージしている)
前提
Scrapboxのようなフロック型ツールが必須
ダブルフロックを許容する
チーム全員が読み書きするprojectが一つあり、ここを動線かつ共有場所にする(共通フロック)
個人個人が自分のprojectを持っても良い(個人フロック)
もちろん複数人projectも必要に応じてつくってよい
メンバーは、
最低限の信頼性は保証されている
例: 社員である
全員一度も対面で会ったことがなく、今後会うつもりもない
(もちろん仲良くなった人達が個別にどうこうするのは自由)
ただそれを前提にしてはいけない
-.icon
コミュニケーションは主に「動線に置く」ことで発生する
動線は共通フロックに置く
最も重要なのがDaily
毎日皆が必ず見に来る
つまり全員にとっての動線となる
2: Aさんに宛てたい場合は以下を使う
Daily動線に書く(日付ページという動線に置く)
打ち合わせとは「n人を拘束して高密度にやり取りすること」
逆を言うと、マッチングしない限り「その書き込みにすぐに答える必要性は無い」
打ち合わせは無いに越したことはない
もちろんタイミングマッチングを行ってマッチした人とだけやる
Q: なぜゲーム?雑談は?
雑談だと仕事のやり取りが行われちゃうからダメ
仕事のやり取りはprojectでやれ(≒言語化しろ。残せ。)
良い
おそらくチームによって「ゲームがいい」「鑑賞がいい」が分かれるはず
同じチームでも「私はゲーム」「私は鑑賞派」が分かれるかも
We mustは共通フロック上で扱う
他のタスク管理ツールも適宜使って良いが、必ず共通フロック上に動線をつくる
ここだけ見れば全体を把握できるようにする
リンク集でいい
We wantは共通フロック上で扱う
I mustとI Wantは個人フロック上で扱うか、誰にも見せない
ただしI mustはその人にとって譲れないものなので、「その分は拘束されている」旨はチームに伝える必要がある
普段の仕事はフロック上で行う
Aという話題はページAに書く
話題名はリーダブルにする
AとBを比較したいなら、「AとBを比較する」というページをつくってそこでやる etc
最初は雑でもいいが、きりがよくなったらトピックにする
いつまでも散らかさない
ページ内も適宜整理(要約)する
「ここだけ見れば大筋掴めます」と「詳細の残骸はこちら」に分ける
後者のまま放置しない
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個人フロックは好きにすればいい
共通フロックも好きにすればいいが、何らかの(少なくとも緩い)規律は必要になる
以下はありがち
Aさん以外の全員が興味ないとわかってるネタを、Aさんが熱心に取り上げる
全過程アウトプットマシーン(たとえばsta.iconが/staでやってることをそのままやるレベル) 雑談ネタとして下ネタを投下する(苦手な人も少なくない)
歴史とか政治とか性とかいったデリケートな話題を持ち出す
まずはやってみよでいい
ダメだったら直したり消したり別の場所用意してそっちに流したりすればいい
書いてみましたー、んーこれはねー、みたいなやりとりを積極的にやる
共通フロックにはBenefitを書く
Benefit
Benefitとはざっくり言えば「全員の幸福に繋がる」
別の言い方をすると
「空気を読んだ」「役に立つこと or ためになること or 楽しい面白い美しい和む……なこと」
チームに合わないネタは書かない
議論に必要なこととかは良い
一方的な押し付けがダメということ。たとえば「僕はダンスラが好きなのでダンスラのテクニックや主要プレイヤーを全部ページに落とします。全部でたぶん200くらいあるけどまあいいよね」はダメなのだ。
現実的にはダンスラというページ一つつくって雑談するくらいだろう。n人に発展(たとえばチーム内でブームになるとか)すればもっと増やしてもいいけども。
仕事で遭遇する名詞の辞書的定義はガンガンつくってもいい
ゆるくやる。たとえば、
個人projectで行い、それをどこかからリンクする
DWMY動線、特にDaily動線(日記)
個人プロフィールページ
その他雑談系のページ
Aさんの〜〜面白いっすねとか「私も入門してみました」とか、言及して遊んでみる
合う合わないがわかるほど溜まってないなら、とりあえず何でも突っ込んでみたらいい
そしたらそのうち「このネタはちょっと邪魔やなー」とかわかってくる
-.icon
comments
実際のところ、業務で使われるscrapboxはどんな感じなんだろう
自分も知りたいsta.icon
聞いてる範囲だと「ただのWiki」の域を出ないところが多いイメージ
たとえばSlackも普通に使っている
タイトルの意味のない思考ダンプバッファがどうしてもほしい
+1sta.icon
そしてsta.iconもこれもなりがち
たちが悪いのは、sta.iconにとって「最高にわかりやすいタイトル」「有益なページ」でも、他人から見たらゴミであること
scrapboxという仕組み自体が言語知能に偏重しており、知能的に多様性のない感じはする
+1sta.icon
僕もそのきらいがある
ここまでの経験で、ただ書いて言語化するだけのことがいかにむずかしいかってのも痛感している
プログラマというゲーテッドコミュニティなら成り立つのかもしれない
たしかにプログラマは「慣れてる」から成り立つ率高そうsta.icon
が、詳しい因果関係わかってない
プログラマだから成り立ちやすいのか、成り立ちやすい奴がプログラマになったりScrapboxに傾注したりしているのか
プログラマでもScrapboxで遊べる人は少ないイメージ
見ている世界が狭いだけかも
あと「プログラマ」と「エンジニア」はたぶん違う(ここはsta.iconの適当な認識だが
きらきらしたWeb企業はエンジニアであって、プログラマという感じではない
で、sta.iconが見ているのはエンジニアばっかなのかも
プログラマってどこで観測できるんだろ?
だよなー、結局Scrapboxで上手く回ってるのは「できるやつ」が集まってるからにすぎないsta.icon
ベンチャー企業みたいなもん