SIerにおける技術的負債
つまり「雑魚の水準に合った技術を使うことだけが正義」
難しい要件があって、それを難しい実装をしてがんばって、よし動いた!、で感動して、「すごいでしょ」って記事が出るエモーションはわかるんだが、それって十年後、誰かメンテナンスできるのかい?。難しいよね。わかる。難しいのに解決した、それはすごいかもしれないね。でも、それが運用に入って保守が難しかったり、ソフトウェアやサービスの一部が動かなくなったり、そして作った人が担当者が退職したり。いろんなことが起こる。大変な実装を見るたびに、最近はその達成した美しさより、その後の大変さが脳裏に映る。
人に説明することが難しいことは、とても保守性が低い。構成が複雑であるほど、危険である。要素が独特で実績が少ないと、世間にわかっている人が少ない。そうすると、「誰か助けて」と言ったときに人が集まらない。ベンダーも消失するかもしれない。
それが技術的負債と言われるものである。
ああ、わかる、これよく言われるわぁsta.icon*3
「データベースはRDB一択でしょ。なぜならRDBを知っている人が一番多いから」「Mongo?知っている人いないでしょ。運用保守どうするの?」
「Markdown?使える人少ないでしょ。ドキュメント更新するときどうするの?」
「オブジェクト指向?っていうのは使っちゃダメだよ。みんなの書き方(C++なんだけど下手くそな手続き型コード)を使わないと」
こういう思考回路になるんだわ
いやより良い技術あるんだから勉強しろよ、させろよ、それさせるのは上の義務だろって思うんですけど
もちろん程度にもよるけど、「RDB以外の選択肢がある」「ドキュメントはWordではなくMarkdown+HTMLを使う」「オブジェクト指向」ってもう枯れてるだろ……
新しく出たばかりのjsのフレームワーク使いたい、みたいな話とは全然違えんだよ……
そのくせに上の人やテックリードの「これを使った方がいい」「知らない?なら勉強しないと」は通るんだよねsta.icon
結局上の人が気持ちよくなりたいだけ
というより「そういう立場になった人の意見」しか受け入れられない空気がある
立場で見ている
あとは「新しい技術を使うための投資や努力をしたくない」、ないしはできない