哲学用語図鑑
古代から現代までの哲学者の考えと用語について、まとめた図鑑のようなもの
人間のアレテー(徳)は知 五官を使った感覚だけでは、洞窟の比喩しかみれない。理性をつかってイデアをみよう ライプニッツにとって、この世界はただ”ある”のではなくて、神が最善の状態にしたからそう”なった”のである=充足理由律 カント:対象=現象ではない。認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う。コペルニクス的転回 ヘーゲル:弁証法によっていつしか絶対知を手に入れることができる。肯定と否定をアウフヘーベンさせることでジンテーゼをだすことができる。これを繰り返しているのが歴史で、絶対精神が歴史の中に現れるのが世界精神 キルケゴール:主体的真理、あれかこれかと主体的に選ぶことが大事。実存の三段階,1美的実存(感覚的に生きる)2,倫理的実存(正義を自己表現)3、宗教的実存(神の前で単独者) ニーチェ:人々が自分の行動の目的を失う=ニヒリズムの時代の到来。能動的ニヒリズム(自分自身で新しい価値をだす)受動的ニヒリズム(既存の価値の損失によって、生きる気力を失う)がある。この世に客観的事実はなく、あるのは解釈のみ。永劫回帰のなかで、自分だけの価値で、自分だけの目標を自由にきめる。そして新しい価値を生み出す人間を超人と呼ぶ。 ハイデガー:非本来性を生きる人間を世人(ダスマン)人は気づいた時には世界の中になげこまれている(被投性)そして、自分で自分を自分の進む道に投げ入れる。実存の本来性に目覚める、死への存在となる(投企)死ぬまでの時間の中で、自分の進む道を進む決意(先駆者的決意)をする ヤスパース:限界状況で人は自分の有限性を思い知る。真の挫折を経験したとき、神のような存在の包括者(超越者)に出会う。この出会いで人は真の実存に目覚める。これだけでは乗り越えられないので、同じ限界状況にいる孤独な他者とお互いに真の自分をぶつけあう実存的交わり(愛しながらの戦い)が必要 サルトル:人間は自由の刑に処されている。人間は対自存在。つねに自己自信を意識しながら私という本質を作り上げていく、人間は”あるところのものではなく、あらぬところのもの”である。