LIGHTHOUSE
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毎回最後に対談をもとに曲をつくるのが非常に良い
そしてその曲も良い
若すぎてもわからないような、中年の悩みということを内省的な対話を通じてわかり合っていた番組だと思った
もしかしたら人類は長く生きすぎているのかもしれない。40歳ぐらいが一番良いのかもしれない
別の言い方するとそのぐらいの歳でいままでの人生や、キャリアを一度リセットして何かに取り組むことが求められる可能性がある
今後も人生がより長くなっていくなかでの、そういったセカンドキャリアやミドルクライシスに対しての乗り越え方みたいなのは生きていく上で重要な論点になってくるのではないかと思う
誰とでもこういった深い内省的な対話ができるわけではないと思う、それはお二人だからできたものな気がする
毎回楽しみにしている番組の一つ
じっとしていられない、同じことを繰り返すことができない、新しい場所にいきたいとか、共感する点が非常に多かった
飽きた>小さく飽きてまた新しいことを試す
多分ポストモダン的な対話だったのだと思う、絶対解が無い中でそしてそれを盲目的に固定することができない人たちにたいする応援的な番組だったと思う 『あちこちオードリー』のときも、ふたりの話がシンクロして、スウィングして、観ている人たちに一つひとつの言葉が反響していくのを感じました。だからもっとこのふたりの会話を聞いてみたいと思っていたんです。 日本のバラエティ的なトーク番組って、それらはあまりないじゃないですか。それは、どちらかといえば情報と笑いが求められているから。だから僕はNetflixで、トークする人自身の価値観が変わっていく様子を見せられる番組を作りたいと思ったんです。
唯一、僕が保険として用意したのは「1行日記」。ふたりとも言葉のパンチラインの強さに定評がある人だから、長いエッセイのようなものを書いてきてもらうよりも、1行に思いを込めてもらったほうがいろんな人に届く言葉になるという確証があったので、それぞれが書いてきた1行をもとにトークをしてもらう形に決めました。 演者さんの一番近くにいる僕が笑って楽しい空気にしていくのが大事で、僕まで深刻そうにしていると本当に重い空気になってしまうんですよ。それに、人が腹を割って話してくれたときこそ面白いと
星野さんと若林さんの共通点は、ほかにどんなものがありますか?
佐久間:ふたつあります。ひとつは、繊細で柔和なように見せてめちゃくちゃファイターなところ。根性がすごいと思います。雰囲気や口調の柔らかさがありながら、そこに隠れた闘志がハンパない。だからおふたりと話すときは、とても緊張するんです。
もうひとつは真逆で、世の中の痛みを全部自分自身の痛みのように感じてしまうところ。人のつらさもダイレクトに感じてしまって、ひいては自分の責任とまで感じてしまう。共感性が高いことはクリエイターとしては大事かもしれませんが、この時代に生きるのは大変だろうなと思います。
ぼくはこの番組は「答え」を出す番組じゃないと思ってるんです。実際は後半、結果的に若林さんの悩みが解決していく感じになりましたが、ぼくの悩みはひとつも解決していないし(笑)。最後まで、ふたりでどんより悩んでいても本当はよかった> あとは「行ったことのない場所に行く」というのは、そうしないと頭がおかしくなる感覚があるというか、そうせざるをえない。「行ったことのない場所に行くこと」が先行して、それが目的になっちゃだめなんだろうなと思います。自分がやりたいことがたまたま人のいない場所だったというのがいい。「革命だ!」なんて言っていても、その革命の中身がなくて、ただ革命をしたい人ってめちゃくちゃダサいじゃないですか(笑)
結局、覚悟が必要なんですよね。行ったら自分の居場所があるかもしれないし、ないかもしれない。そんなふうに、ただただ悩みを繰り返しています。でも、それでいいんじゃないか