現代ソフトウェア開発の地図
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メンタルモデル
https://raw.githubusercontent.com/shimobayashi/drawio-public/main/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E9%96%8B%E7%99%BA%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%9B%B3.svg
↑影響大
多くのIT業界の企業はシュンペーター型の競争環境にあり、常に不確実な事業環境に素早く柔軟に対応する戦略がマッチする
https://gyazo.com/ab35891df7ffd1f12dfe5557a00820ea
GAFA(※:グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン・ドットコム)は要するに、まずシュンペーター型で新しいものを生みます。そして、IO型に移行し、ネットワーク効果で、独占状況を築く。築いたら潤沢なキャッシュを得て、そのマネーを、またシュンペーター型の競争にばんばん投じてくる。その循環なのです。
私見: 特にシュンペーター型の競争環境ではアジャイルという価値観が競争環境にマッチする
不確実性の種類
外生的な不確実性: 企業がみずからの努力では低下させることができないタイプの不確実性
内生的な不確実性: 企業がみずからの努力で低下させることができるタイプの不確実性
確実に見通せる未来
他の可能性もある未来
可能性の範囲が見えている
まったく読めない未来
エンジニアリングという行為は、何かを「実現」することです。実現のために、不確実性の高い状態から、不確実性の低い状態に効率よく移していく過程に行うすべてのことです。
https://gyazo.com/b836009474a5f6c01258b34d82a9f8cf
https://gyazo.com/7e8e61d047960f8dfde2ae04306ca249
方法不確実性
私見: 見積もりや計画づくり、アーキテクティングやコーディングの領域。この本では見積もりや計画づくりに関しては手厚めに書かれている印象
目的不確実性
私見: プロダクトマネジメントの領域。「間違ったものを正しくつくる」のは無駄なので、最もレバレッジが高い。インターネットやスマートフォンの誕生直後は割と何をやっても当たる環境だったので重要性が低かったが、成熟とともに重要性が高まり続けている。シュンペーター型の競争環境ではこの不確実性は比較的高そうで、チェンバレン型やIO型の競争環境では比較的低そう
通信不確実性
私見: ふりかえりやスクラムの領域
私見: コードを書くことだけがエンジニアリングではない
あわせて読みたい
私見: 現状一人一派の「プロダクトマネジメント」についてアジャイルやリーンの延長線上にこの本なりの定義を与えてくれる。個人的には「強いプロダクトマネジメント」と「弱いプロダクトマネジメント」のように分けて捉えると理解しやすそうで、前者はプロダクト開発にまつわる全ての活動を含むのに対して、後者は「顧客に関する深い知識」「データに関する深い知識」「自分たちのビジネスとステークホルダーに関する深い知識」「市場と業界に関する深い知識」を領域とするイメージ
私見: プロダクトマネジメントとスクラムを接続するヒントが紹介されている
私見: 現実的には何らかの事情でチームを拡大せざるを得ないことがある。そのときのヒントが紹介されている
私見: アジャイルなアーキテクティングのヒントが紹介されている
↓影響小
現実とメンタルモデルのすり合わせ方