リサーチクエスチョンとは何か?
https://www.amazon.co.jp/リサーチ・クエスチョンとは何か?-ちくま新書-1826-佐藤-郁哉/dp/4480076565?source=ps-sl-shoppingads-lpcontext&ref_=fplfs&ref_=fplfs&psc=1&smid=AN1VRQENFRJN5&gQT=2
刺激的なリサーチクエスチョンの立て方を下敷きに、学部生が実践に移せるように描き直したバージョン。
IMRaD方式で書かれているものは、あくまでフィクションであり、そこまでに至るさまざまな研究過程が隠されていると、初めに喝破した上で、実際にどのように学術研究を進めていけば良いのかを考察した本だ。松岡正剛はM・ポランニーの暗黙知の次元の読解に際して、研究で最終的に得られた固定的な「知」自体ではなく、その創発過程=方法に視線を移し替えることの必要性を説いているが、本書はまさしくその実践版といえよう。
https://1000ya.isis.ne.jp/1042.html
序 章 論文のペテン(詐術)から学ぶリサーチ・クエスチョンの育て方
第1章 定義する――リサーチ・クエスチョンとは何か?
1 Problem かQuestion か?
2 「リサーチ・クエスチョン」――本書における定義
3 社会調査における問い――資料やデータを使って比較的明確な答えを求めることが出来る問い
4 疑問文形式――クエスチョンマークがついた文章
5 簡潔な表現――長すぎず短かすぎず
6 「問いを育てる」ということ――論文のペテンを超えて
第2章 問いの内容を見きわめる――何について問うのか?
1 疑問符と言えば疑問詞?
2 5W1Hから2Wへ
3 What (記述)とWhy(説明)の関係
4 What とWhy を五回――研究の全過程を通してリサーチ・クエスチョンを深掘りしていく
第3章 問いの目的について確認する――そもそも何のために問うのか?
1 謎解きとしてのリサーチ、ルーチンワークとしてのアンケート調査
2 三種類の問題関心
3 2Wから2W1Hへ――確かなエビデンスにもとづくHow to (処方箋)の提案
4 問いの往復運動とリサーチ・クエスチョンの「仕切り直し」
第4章 「ペテン」のからくりを解き明かす――なぜ、実際の調査と論文のあいだにはギャップがあるのか?
1 論文の舞台裏
2 結果報告 対 経緯報告――論文が担う二つの使命
3 各時期完結型 対 漸次構造化型――調査のタイプによる違い
4 解説書や教科書における二つのブラインドスポット
5 リサーチ・クエスチョンの四類型
第5章  問いを絞り込む――どうすれば、より明確な答えが求められるようになるか?
1 筋が良い問い・悪い問い
2 実証可能性――そもそも答えが求められる問いなのか?ーーカール・ポパー
3 実行可能性
4 サブクエスチョンの設定
第6章 枠を超えていく――もう一歩先へ進んでいくためには?
1 総論と問題関心への回帰――木を見て森を見る、森を見て木を見る
2 「事例について知る」から「事例を通して知る」へ
3 さらに次のステージへ――対象と視点の範囲を広げていく