芝メモ:舞台に関わる人を説明してみた
プロデューサ,制作スタッフ
脚本家,演出家,演出助手
音楽家,作曲,選曲
振付家 ← ダンスがある場合
殺陣師(技斗) ← アクションがある場合
舞台美術家,大道具さん,小道具さん
衣装家,メイクさん
舞台監督,舞台スタッフ
音響家,音響スタッフ,ポン出し係
照明家,照明スタッフ
実演者=役者,演奏者
※上のリストで
「〇〇家」というのはプラン・デザインをする人です.(本番には関わらない)
※ここだけの呼び方ですが,だいたい合ってます(^^).
「〇〇さん」「〇〇スタッフ」は実際に手足を動かす人です.
以下に,簡単に説明していきましょう.
◎プロデューサ:
企画を立てる人.企画実行するために内外に働きかけてプレゼンをしたり資金集めをしたりする人.一番エネルギーが必要な立場と言えます.
小さな劇団では大抵,主宰とか団長さんが担います.
学校演劇では必要ない――と思えるかも知れませんが,お芝居を一から作るなら,作品の魅力や自分たちのエネルギーを「企画書」という形にすることも大切です.先生におんぶにだっこではなく,自分たちで企画をしっかり立ててみるのもよい勉強になると思います.
◎制作:
制作とはちょっとわかりにくい役目ですが,舞台づくりを影で支える大切な大切な役割です.
舞台づくりがスムーズに進むように,諸事万端を整える人です.
会社で言えば事務部と総務部と庶務部が一緒になったような役目です.
おおまかに分けると,内部管理,外部交渉連絡,宣伝でしょうか.
■内部管理
稽古日程管理,メンバースケジュール管理
メンバー健康管理:今どきだと日々の体温記録,抗原検査の手配等
予算管理,情報統制
※情報統制というのは,宣材――例えば稽古写真をどこまで公開・拡散するかの判断や,ネガティブな書き込み・反応に対する対応です.
本番表方(受付等)スタッフ確保,運用
■外部交渉連絡
稽古場の確保,価格の交渉
劇場の確保,スケジュールの確定,搬入方法や楽屋等の細事の打合確認
■宣伝
※宣伝にはイラストレータや写真家など専門家が必要なので,別チームを立ち上げることもよくあります
宣伝美術(チラシ等)デザインの手配,印刷の手配
宣材写真・映像撮影等の手配
各マスメディアへの広報,公開稽古や公開ゲネの検討
ネット広報:SNSやWebPage,ブログの書き込み
物販制作のプラン,手配
◎脚本家,演出家,演出助手
脚本家は台本を書きます.元本がある場合でも,自劇団のキャストに合わせて書き直します.
演出家は台本を読み込んで,それを舞台に立ち上げるプランを作り,それを演技者に伝える人です.
演出家というと,偉そうにしている人,威張っている人,怒鳴っている人,のように捉えられがちですが,全然違います.
情熱を持って「自分はこんな舞台を立ち上げたいんだ」と,自分のイメージを頑張って伝えるのが役目です.
◎音楽家,作曲,選曲
◎振付家 ← ダンスがある場合
◎殺陣師(技斗) ← アクションがある場合
◎舞台美術家,大道具さん,小道具さん
◎衣装家,メイクさん
◎舞台監督,舞台スタッフ
◎音響家,音響スタッフ,ポン出し係
◎照明家,照明スタッフ
◎実演者=役者,演奏者