マルチチュード
多数性
from 観光客の哲学
マルチチュード
スピノザの哲学などを参照しつつ
帝国の内部から生まれる
帝国の秩序そのものへの
帝国運動を広く指す言葉
反対性運動や市民運動のこと
かつての運動とは異なり
グローバルに広がった資本主義を否定しない
むしろその力を利用する
例えばインターネットによる情報収集や動員などを積極的に利用する企業やメディアとも連携する
体制の内部からの変革を企てる
これがマルチチュードが
帝国自身が生み出した
帝国運動と呼ばれる所以
マルチチュードの担い手は
共産主義のような硬直した党組織ではなく
多数の市民やNGOからなる
国境越えたネットワーク上のゲリラ的な連帯
成功例として
1999年起きたグローバリズムデモ
マルチチュードへの批判
マルチチュードの活動を
直接に主権へと接合させるメカニズムが必要
そのメカニズムとは何か
エーテルと彼らを言う
エーテルとは
グローバルな世界を満たすコミュニケーションシステムのこと
エーテルのような神秘的な要素を前提する事は
こうした規制の説明ではなく
説明の端的な放棄
愛によって何とかなると言っている