マルチチュード
多数性
帝国の内部から生まれる
帝国の秩序そのものへの
帝国運動を広く指す言葉
反対性運動や市民運動のこと
かつての運動とは異なり
グローバルに広がった資本主義を否定しない
むしろその力を利用する
例えばインターネットによる情報収集や動員などを積極的に利用する企業やメディアとも連携する
体制の内部からの変革を企てる
これがマルチチュードが
帝国自身が生み出した
帝国運動と呼ばれる所以
マルチチュードの担い手は
共産主義のような硬直した党組織ではなく
多数の市民やNGOからなる
国境越えたネットワーク上のゲリラ的な連帯
成功例として
1999年起きたグローバリズムデモ
マルチチュードへの批判
マルチチュードの活動を
直接に主権へと接合させるメカニズムが必要
そのメカニズムとは何か
エーテルと彼らを言う
エーテルとは
グローバルな世界を満たすコミュニケーションシステムのこと
エーテルのような神秘的な要素を前提する事は
こうした規制の説明ではなく
説明の端的な放棄
愛によって何とかなると言っている