2025/08/17
せっかく研究をできる環境にいるというのに、ついスケーラビリティやキャッチーさを求めてしまうな。
周縁的な研究(The third wave of HCI)に心から興味を持てていない。「ソフトウェアは複製コストがゼロだからすぐに波及する」文脈にずっといたんだなと思う。
というか、単純に自分は自分に興味があるので、自分と全然違う人がどう考えているかを「へ〜」以上の解像度で追えないのかもしれない。
自分もそうなる可能性があるという文脈なら興味持てるな。高齢者:SF的な興味を持てる(世代ごとに経験する時間軸)。ろうの方、精神疾患の方とかは、全然なる可能性はあるけどまだ遠いのかもしれない。
というか、論文を読む体力がないから、映えるデモやグラフ以外が目を滑っているのかもしれない。
メインストリームでない人々に深く刺さること・メインストリームだが些細/日常的すぎて見落としていること・メインストリームだがデモ一発で解決できない長期的な変容、とかが求められている。
最終的に幅広い人に見てもらえる知見を手に入れられることは大事だけど、コミットメントとダイブへの恐れをなくしたい。
恐れだなあ。誰からも相手にされなかったらどうしようという恐れ。
まあでも自分が面白いと思えることをやるのがよい。ある程度多くの人に適用できる知見であることは自分が感じる面白さの条件だと思うから、素直にそれを受け入れよう。